こんにちは。TOMOです。
今回は2023年2月21日から3月9日まで行ってきたオーストラリア遠征に関する後編です。
こちらの記事
【ポーカー】オーストラリアキャッシュ修行旅 パース編(1/2)
の続きで、
・パースからゴールドコーストへの移動
・ゴールドコーストでのポーカー(キャッシュ・トーナメント)
・ゴールドコーストからマレーシアへの移動
が主な内容となります。
パースからゴールドコーストへ移動
オーストラリアは東西にも南北にも広く、西海岸のパースから東海岸のゴールドコーストまで約4時間30分かかります。
こうして地図を見ると綺麗にオーストラリア横断となることが分かります。
遠いわけですね。
移動日の2月26日はパースのクラウンカジノで昼からポーカーを打ち、19時頃切り上げて空港に移動、深夜便で移動……というスケジュールでした。
4時間半のフライトの最中機内で寝て朝6時頃ゴールドコーストに到着。
そこからバスで市内に移動となります。
ゴールド・コースト(海岸)という名の通り、空港からカジノ(地図の赤印)までは海から数100メートルのラインを移動する街並みでした。
ちなみにゴールドコーストでの移動はGo Cardという日本でいうスイカのようなカードを空港の売店で購入/チャージし、バス・トラム(路面電車)ともそのカードを活用しました。
カジノへ行くのに宿は”サーファーズ・パラダイス”
ゴールドコーストでの宿はカジノから更に北に移動した「サーファーズ・パラダイス」というエリアに泊まりました。
ゴールドコーストはサーフィンをする方にとって最高の街ということで、名前からしてそのことが分かります。
本当に宿からちょっと海の方に歩くとこんな光景が見える街で、空気も綺麗で治安も良く気持ちの良いエリアでした。
カジノ、The Star Gold Coastへ
ゴールドコーストに到着した当日、宿でシャワー浴びて着替えてそのままトラム(路面電車)に乗ってカジノに向かいました。
宿からカジノへの移動はトラムで10分弱、トラムの駅からカジノの入り口まではプラス10分程度といった距離です。
こんな橋を渡ってカジノに向かいます。
パース程ではないものの、ゴールドコーストもやはり自然豊かでビックリでした。
カジノに向かう道で見た目凄くワニっぽい多分大きなトカゲ(爬虫類)を1回だけ見かけましたが、現地の方は普通に横を素通りしてたのでこの街もそういうエリアかと覚悟が決まったきっかけとなりました。
WPTゴールドコーストに参加
ゴールドコーストではちょうどWPTゴールドコーストというトーナメントが開催されていました。
僕は到着日のPLOトーナメントともう一つの計2つの出場を確定しており、それ以外はその時の気分でと考えていました。
ということで初日は早速PLO Action Clockというトーナメントに着席。
トーナメント中はカジノ内が装飾されることは多々ありますが、今回は規模にしては派手派手です。
余談になりますが、今までオーストラリアではシドニーのスターカジノでWPTが開催されていたのが色々あって同系列のスターカジノゴールドコーストに移行されました。
それで運営側も気合が入っていたのかなと思います。
こういう見栄えのような目先のことじゃなくてフロアの人数増やすとかディーラーの教育に時間かけるとか、そういうことを優先して欲しいものです。
(そう感じる要因となった具体例は後述します)
とにもかくにもトナメ開始。
レベル8(3時間半程)で飛びました。
PLOは2枚のカードが配られるテキサスホールデムと違って4枚のカードが配られてそのうち2枚が使えるので、単純にテキサスホールデムで6種のハンドを持っているようなもの、とざっくり説明されることがあります。
正確には色々違いますが、ようはそのくらいストレートやフラッシュ等の役が作りやすいわけですが……全く絡まず!
2のトリップス(ハンドに1枚2を持っていてボードに2が2枚出現)が最高役で、周りがフラッシュだフルハウスだクワッズだ捲った捲られたとワイワイ楽しそうな中フロップ見ては降りてターン見ては降りてリバー見ては降りてブラフしてはレイズされて……と終始虚無の時間を過ごしました。
ポーカーってホント絡まない時は虚無です。
そんなこと言ってても仕方ないので数日後、別のPLOトーナメントに参加。
1発目より早くレベル6(2時間程)で飛びました。
ナッツブロックブラフ2回失敗して瀕死
→QQ88セット > JT9xラップ フロップオール・イン
→AJ86ds ダブルベリーフラドロ引けず瀕死
→9887ssでプッシュしてQQxyにクワッズ引かれて飛び
ということで、1発目よりはPLOを楽しんだ感覚はありましたが、あっけなく即死です。
PLOはマルチウェイの場合ナッツフラッシュをブロックしてのベットは効果的ですが、2回ともブラフキャッチされてしまいました。
降りない相手にブラフしちゃダメゼッタイ! はどの種目のポーカーでも基本のキではありますが、着席すぐで見分けられない時にセオリー通り打って大きなチップを失うのは良いのか悪いのか。
5年ポーカーやってますがいまだに結論が出ないです。
今回の遠征は結局この2つの参加で終え、2参加0インマネでフィニッシュ。
2つとも日本の大会(JOPTとWPT)で入賞した海外渡航補助で参加したので手出しは0と言えなくはないのですが、トナメは参加中とても楽しいものの、飛んで振り返るとただただ虚無です。
ゴールドコーストでキャッシュゲーム
トナメに全然出なかったのでキャッシュをガッツリやったのかというと……そんなこともなく。
カジノ自体が小さく、その中のポーカーエリアも狭く、トーナメント中はポーカーエリアを広げてテーブルを多くしていましたがそれでも全然足りてなく運営もあまりイケてなく、プレイヤーが溢れていました。
その影響がキャッシュゲームの方にも悪いように出てしまっており、
・トナメで飛んだプレイヤーが(直近に飛んだプレイヤーが)優先される
・キャッシュ用のテーブルが数台しか用意されていない
・そもそも時間によってはキャッシュがやっていない
と結構な悲惨さでした。
具体的なエピソードとして、3月3日の夕方に運良くキャッシュに座れてプレイしていたところ、フロアの方がやってきて「このテーブルトナメに回すよ」と言われてプレイヤー全員が追い出されました。
一応リストの一番上にするという配慮はあったものの、トナメで飛んだプレイヤーがその上に次々とやってくるシステムなので配慮はあってないようなものです。
仕方ないので「明日は何時に受付オープンするか」を聞いたら「朝9時か10時」と言われたのでその日は諦めて翌朝9:30に改めて受付してテーブルオープンを待っていました。
45分程待ったタイミングで9人のプレイヤーが集まったのでそろそろ1卓目が開くかなーとフロアの動向を確認していたらリストから全員の名前が突然抹消。
普通は座る順番になったプレイヤーの名前が画面上で光るのですが、全員の名前が消えるという初めての光景を目にして驚いてフロアに説明を求めたら「やっぱり今日は全部のテーブルをトナメに使うことにした(てへっ)」という返答。
常連のおじいさん達は激おこで帰宅していくかがっかりしてトボトボ帰宅していくかで、そんな姿を見てたら僕も萎えてきてこのフロアに辟易としてしまい、その日は宿に戻りました。
ちょうどスプラトゥーン3のビッグランというお祭りの日だったこともあり、宿で友人とLINE繋げてゲームに切り替えて充実した時間は過ごせましたが、1泊100ドルする宿取ってすることじゃないですねホント。
そんなこんなで結局9泊10日の滞在でキャッシュゲームは計4セッション合計31時間のみのプレイとなりました。
うち20時間がWPTの終わった3/7・8の2日間で打ったものです。
プレイヤーの層は現地のおじいさん達・トナメの残党・ワーホリの若者等幅広かったですが、パースと同じくプロっぽい人は目につきませんでした。
1/3がメインで2/5が開かないこともあるようなので、生活費以上を安定して稼ぐとなるとやはりなかなかしんどく、プロがわざわざ選ぶことはないでしょうね。
WPTのようなトナメが完全にゴールドコーストに移行して一定の頻度で大型イベントが開催されるようになれば話は変わりそうですが、その予定があるのか、シドニーに戻るまでの一時的な措置なのかもハッキリしていないですし、この状況はすぐには変わらないだろうなと予想してます。
ゴールドコーストの街並み
ポーカーが思ったより打てなかったこともあり、ゴールドコーストでは宿~カジノの周辺をぶらぶら歩く時間も結構ありました。
海辺の街で、ある程度高い建物(ホテルやマンション)もそこそこあったので、なかなか絵になる風景が多くて歩くだけで楽しかったです。
ポーカーができないというアクシデントのおかげで公園でぼーっとしたり海を眺めたり、普段は滅多にしないこともできてたまにはこんなことも良いんじゃないかと思います。
ポーカーテーブルで日本人の若者と少し会話をしたのですが、「ゴールドコースト以上の街は無い。他に行きたい場所は無い」と言い切っていたのが印象に残っています。
サーファーにとっては本当に夢のようなエリアとのことですが、サーフィンをしない自分にとっても空気が綺麗で治安と気候が良いエリアで確かに良い街だったなと納得です。
ポーカー結果とまとめ
そんなこんなでパースでもゴールドコーストでも想定より全然ポーカーを打てなかったオーストラリア遠征。
最後に結果をまとめておきます。
16泊17日でキャッシュプレイ時間87hプレイし、
ポーカー合計+913AUD
経費合計-3,110AUD
トータル収支-2,197AUD
という結果となりました。
このブログでも何度か書いていますが、僕はポーカー単体でプラマイゼロであればOK(経費込みでプラマイゼロが理想)というスタンスです。
そのため今回の結果も合格点ではあるものの、一方で先進国は経費をこれだけ削ってもフライト・ホテル代で結構な金額行っちゃうんだなーという感想が残ります。
東南アジアであれば年に何度行ってもたかがしれているとあまり気になりませんが、この金額を毎回使うとなると先進国に行く回数は年に数回程度に収めておくのが無難なように思います。
ポーカーでその分勝てばそんなこと気にしなくても良いのですが、稼ぐことを目的にしちゃうと長くポーカーを楽しめないんじゃないか?と僕は考えているので、今のところこういう考え方になっています。
趣味だからこそ今回のように事前情報の無い場所にフラッと来て結果あまり打てなくてもそれはそれで良い思い出だよねってことで終われるので、このスタンスはあまり変えずにいたいです。
今回訪れたパースとゴールドコーストは街並みが綺麗で本当に良かったので、次は観光の予定も事前に組んで改めて訪れようと考えています。
パースとゴールドコーストだけでなく、今回の遠征中に「タスマニアという島がカジノもあってポーカーできる良い場所」という話を聞いたのでそのタスマニアと、ゴールドコーストから北に1時間半程で行けるブリズベンも知人からオススメされているので、この2箇所もいずれ行きたいなと思っています。
次の記事はこのオーストラリア遠征終了から3日後に行ったプノンペン遠征の話になる予定です。