今話題のポーカー専業を目指すっていうこと

前進
こんにちは。TOMOです。

 

というnoteがポーカー界隈で話題です。

 

僕も読んでなるほどなーと思いましたし、現プロや元のプロの方が「是非読んで欲しい」なんてツイートしているのも見かけました。

 

そして時を同じくして木原プロが
というブログ記事を記載していました。

 

こちらも総じてなるほどなーといった感想です。
が、なんか違うんだよなーと違和感を覚えます。
ちょっとポーカーとは話題を変えますが、僕は人生の先輩のこのエピソードが好きです。

 

その方は、士業をしていて業界大手(四大〇〇みたいに揶揄されるところ)に勤めていました。

 

大学はエリート大卒。
国家資格を取得して入社。
一年目から600万円程度の年収。
5年もすれば1000万円も超えるように。
仕事はできる方だし、傍から見ると順風満帆に見えると思う。

 

でも繁忙期は朝方まで毎日働いて、同僚も優秀。
上には絶対に超えられないであろう優秀すぎる人も一定数いる。
能力的にも体力的にも自分はこの会社に残ることが幸せだとは思えない。

 

そして年収を少し下げて、自分の能力からすると楽すぎる仕事をゆったりして定時に帰れる職に転職した。
そして残った時間で好きなことをしている。
(自分以外だったらこんなに楽できているとは思えない量と質の仕事はしてるけど)

 

こんな話です。

 

別に「楽できることは良いことだ!」「自分らしく生きよう」とか言いたいわけではなくて、この方はこんな風に語っています。

 

自分は優秀じゃないから転職できたんだよね。
あいつ(共通の知り合い)は優秀だから逆に転職できないんだよね。
だって働けちゃうから。
そして働いてれば稼げちゃうから。
収入も上がっちゃうから。
そして奥さん子供もいるからリスクも取りにくい。
失うものが大きすぎるから辞められない。自分の時間が持てない。
そして運が悪いと何人もの先輩のように過労で倒れたり最悪死んじゃう。

 

当時最初にこの話を聞いた時の僕は大学4年生でしたが、今でも印象に残っています。

 

で、このポーカー専業を目指したプロポさん。

 

そう、この、お医者様、優秀すぎる!

 

結論は
>滅多に行けない海外だからこそ楽しい、楽しみにしていた大会だから楽しいのだ。それが日常になってしまうと、それは楽しいものではなくなってしまうのだ。
だから
>年に数回の海外遠征の機会をしっかりとキープできるような小回りの利く働き方を目指す
ととても綺麗なものでした。
が、僕はあえて言いたい!
みんなが突っ込んでこなかったこの一言を!

 

こ、根本が凡人とは違うのだと!
単純に医者をやることのメリットが大きすぎる。

 

>日本のように清潔で、ご飯も安くておいしいといった、恵まれた環境が海外にはどこにもないことにも気づく。
の一文だけでも分かる。

 

求めている”安くておいしいご飯”のレベルが高ければ高い程、日本の方が安くなるんです。

 

ファストフードやそれ以下のレベルで良いのであれば、断然後進国の方が安くておいしいんです。
面識ないですが、多分医者をやってもポーカーをやっても何をやっても(物凄----く)優秀なんだと思います。

 

もしかしたらポーカーを本気でやれば医者の時給以上に稼げるんだろうなーなんて思います。

 

僕がこんなこと書くのもおこがましいくらい優秀なんだろうなって思います。
楽しいか楽しくないかは別として、もし時給1000円の仕事しかできない方で、同じようにポーカー専業チャレンジして結果を振り返っていたら、僕の知人が転職したように専業になっていたんだと予想しています。
そして木原さんの記事に繋がります。

 

こちらはそもそもポーカーに向きすぎている。。

 

他の仕事をした場合どれだけ稼げる方なのか、どれだけ楽しくできるのかは分かりませんが、逆にポーカー専業をやるメリットが大きすぎるんじゃないかなと。

 

世界のヨコサワプロが最近自身の経歴をyoutubeにまとめていたのを見ましたし、LillianさんのGoogle転職も有名です。

 

凄く面白くて興味深い話が多いですが、このポーカー界隈、本業もポーカーも優秀すぎて(ポーカー以外の)話がスッと入ってこないんですよね。

 

「今日も仕事疲れたー」くらいのノリで「時給1.5万円」とか「他業種の専門書を多忙の中1週間で理解した」とか「会社経営して売上〇千万円」みたいな話が出てきちゃう。

 

そして本人からすると当たり前の出来事だから嫌味もなくて尊敬できてしまう。

 

けど、僕みたいな凡人は毎回(なんか違くない?)って心の中で思ってるはずです。

 

多分学生時代にこの話を登壇者がしているのを聞いてたら、友達と目線合わせて首傾げてる気がします。そんな感覚。
そんなことを感じる僕自身も、特殊な生き方をしている方だと思います。
30手前で海外に移住して、仕事もせずポーカー専業を本気で目指すわけでもなく、好きな時に好きなことをする生活をしています。

 

たまたまポーカーが好きだから今はポーカーのことを四六時中考えているっていうスタンスです。

 

そんな経緯はこの記事に過去書いたことがあります;
僕の場合は
 ・一定の期間生きてけるだけの資産
 ・万が一資産が無くなった時に使える収入源(中高教職免許・宅建・ITスキル等)
と保険が幾つかあるから好きなことができています。

 

もしかしたら
 ・お金を使わないで生きる才能
が一番大きい要素かもしれません。

 

実際の生活がこんな感じです;
多分もし上記3つを何も持っていない状況で今の自分のポーカースキルがあったら、(僕レベルのスキルしかなかったとしてもという意味で)ポーカー専業を本気で目指していたんじゃないかなーと客観的に思います。

 

いや、さすがに資格スキル系が一切無かったら職歴だけは手放さずに新卒から働き続けている方が現実的な気もします。

 

退職。
転職。
独立。
フリーランス転身。
投資で生きる。
夢を追う。
好きなことをする。

 

どんなことにも言えることですが、立場を変えることは今持っているモノを失うリスクが付き纏います。

 

失うモノと得られるモノの比較。
得られる可能性の見込み。
結果を見極めるためにかかる期間。
戻る・方向転換する時の自分の状況。
追い求めた過程(頑張った充実した思い出等)に対する価値の置き方。
自分の決断が大事な人に及ぼす大きさと責任。
人それぞれ全く違いますし、プロポさんや木原さんの意見を参考にしても重要視するのは違うんじゃないかなーと思います。

 

僕の知人が転職して楽しく生きて、彼より優秀な友人が今も馬車馬のように働いているように。

 

どっちが正解ってものでもないですしね。
>一度きりの人生、やりたいことをやって
>悔いなく死にたい

 

プロポさんの締めの一文は僕も凄く共感できます。
僕は中学三年生の時に
自由と自立
という言葉に出会い、以降人生の心がけにしています。
(結果母校になる高校の標語でした)

 

他人に迷惑をかけない範囲で、自由きままに生きる。

 

ポーカー専業うんぬんというより、僕はそんな人生でありたいと思っています。

 

TOMO@KL

マレーシア首都のクアラルンプール在住。

ポーカーが趣味で1~2ヶ月に1回程度仁川・マニラ・台北・ホーチミン等に海外遠征。
当初はライブトーナメントのみプレイしていたが、現在はキャッシュ・オンライン等形式は問わず幅広くプレイ。

マレーシア在住の方やポーカー好きの方等、積極的にメッセージいただけると嬉しいです。

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