【ハンド分析】UTG AKoオープン vs LJ・SB コール【Snowie活用】

AKでKハイボード
こんにちは。TOMOです。

 

今回はSnowieトレーニングで起こり、気になったハンドを記載します。

 

UTG AKoオープン!
プリフロで2人コール!
KハイのレインボーボードなのにSBがドンク!
さあどうする!?

 

というシチュエーションです。
以下実際に起こった状況です。

 

—–
100/200
UTG hero A♢K♧ r450
LJ c
SB c

 

フロップ 1,550
K♢9♡8♤

 

SB b390
UTG r780
LJ c
SB r1,750
UTG c
LJ d

 

ターン 5,830
6♧

 

SB b2,920
UTG c

 

リバー 11,670
8♢

 

SB b5,840
UTG c

 

SB 99ショウ

 

キャプチャ2.PNG
—–

 

このハンド、実は同居している友人にSnowieトレーニングをやってみて貰い、
隣で見ていた中で「SBなんなのこれ?」「JTs?セット?え、ドンクする?」と
会話をしていたものになります。

 

そのため、フロップのリレイズ以降については、
後で答えを見る意味合いで最後までコールすることにしました。
一つひとつ見ていきます。

 

◇UTG(AKo)目線でのアクション◇
・プリフロ AKoでオープン ←適切
キャプチャ3.PNG

 

特筆すべき事項なし。

 

・フロップ KハイボードのSBドンクにミニマムレイズ ←不適切
キャプチャ4.PNG

 

これは不適切。
ミニマムのレイズのため、EV的にはコールとほぼ変わらずですが
100%コールとのことです。

 

ここでレイズをしたのは、KQやA9s・JTs等からバリューを取るためかと思います。

 

横で見ていた僕もSBのドンクに困惑しており、
「88か99のセットもチェックレイズとベットの混合戦略になってるの??
 あとはSBのレンジ的にJTsくらいしか考えられない(76sは無い)けど、
 JTsはチェックコールじゃないの??」
と悩んでいました。
・フロップ LJc・SBがリレイズにコール ←不適切
キャプチャ5.PNG

 

Snowieのこのフロップアクション、僕の少ない経験だと
・1ヒットフラドロ
・オープンエンドフラドロ
・セットor現状ナッツ
しか見たことが無いです。

 

レインボーボードなのでセットしかほぼありえないのですが、
本当にそうなの?という答え合わせでコールを選択しています。
・ターン ハーフポットベットにコール ←不適切

キャプチャ6.PNG

 

フロップの時点で勝ってない
→ターンの6も関係なく勝ってない
なので、予想通りダウン推奨です。

 

・リバー ハーフポットベットにコール ←適切
キャプチャ7.PNG
フロップの時点で勝ってない
→ターンでも勝ってない
→リバー8が重なっても勝ってない(AK<98,K9,K8,99,88)
かと思ったら、リバーは90%コールが推奨でした。

 

ここまで来ちゃったら……ということでしょうか。
そして想像通り相手からは99が出てきました。

 

問題は、フロップのドンク、何があり得る?です。

 

考えられるハンドを調べたところ、こうなりました。

 

 ハンド:ベット頻度
 99:14%
 K8s:70%
 98s:100%
 88:51%
 JTs:81%
 K9s:56%

 

キャプチャ8.PNGキャプチャ10.PNGキャプチャ9.PNGキャプチャ13.PNGキャプチャ12.PNGキャプチャ11.PNG
コンボ数と頻度的には、JTsか2ペアが濃厚ですが、
そもそも98sやK8s等でUTGオープン→LJコールの流れで
SBはプリフロでコールするのか?
が次に疑問となります。
結果、
 ハンド:コール頻度
99:94%(6%ポットレイズ)
K8s:0%(100%フォールド)
98s:0%(100%フォールド)
88:84%(16%ポットレイズ)
JTs:0%(100%フォールド)
K9s:0%(100%フォールド)
とかなり分かりやすくなりました。

 

98sやK9sどころか、JTsも100%フォールドなので
2ペアやオープンエンドのハンドが
フロップドンクのレンジに入ってることがありえなくなりました。

 

つまり、今まで想定したハンドの中では
このフロップドンクは99か88濃厚です。

 

さすがに低頻度とはいえセットだけドンクするってことはないので、
もしかして、AKo・KQあたりが入ってる?
を考えてみました。
 プリフロ
 KJs:100%フォールド
 KQo:100%フォールド
 KQs:100%コール
 AKo:17%コール(83%ポットレイズ)
 AKs:100%ポットレイズ
のため、KQsとAKoのみ残りました。
(画像は割愛)

 

 フロップ
 KQs:5%ベット(95%チェック)
 AKo:20%ベット(80%チェック)
との結果なので、セイムハンドとキッカー勝ちのハンドも可能性として残りました。
キャプチャ15.PNG
キャプチャ14.PNG
他には僕の頭では考えられないので、フロップでベットするのは
99・88・KQs・AKoの4種類のハンドとします。

 

「相手がベットした」という条件の元の確率を求めると
図3.jpg
60%の確率で負けていて、37%の確率でチョップ、3%の確率で勝っている。

 

そう考えると、このハンド単体で考えればドンクに即ダウンで良い気がします。
あれ?となるとJJやTTもありえる?と思って組み込んだらこんな感じ↓
図4.jpg

 

ここまで考えればフロップはギリギリコールが正当化されるかもしれません。
それでもダブルバレル・トリプルバレルと打たれたらなかなかついていけないですが、
「JJあたりで無理しない相手」と信用すれば勇気も要らないかと思います。
なんにせよ、Snowie先生相手はギリギリなプレイをしないと厳しいなと感じさせる
Snowie先生の凄さが分かる良い1ハンドかと思います。

 

TOMO@KL

マレーシア首都のクアラルンプール在住。

ポーカーが趣味で1~2ヶ月に1回程度仁川・マニラ・台北・ホーチミン等に海外遠征。
当初はライブトーナメントのみプレイしていたが、現在はキャッシュ・オンライン等形式は問わず幅広くプレイ。

マレーシア在住の方やポーカー好きの方等、積極的にメッセージいただけると嬉しいです。

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