こんにちは。TOMOです。
Snowieトレーニングを始めてみて、
Snowie先生が言っていることがなんとなく分かってきました。
今まで
「はぁ? こんなん(負けてるけど)1/2打てばポット取れるでしょ?!」
「いやいや普通に相手A持ってるから1/4ベットだろうとダウンでしょ
相手ルーズアグレじゃなくてSnowie先生だよ?」
ここ数日
「あー、こっちが強いハンド持ってる可能性が高くて
今回はチェックで回すけどバリュー時に1/4ベットでコール貰いに行くのか」
「(AハイボードのTTで1/4ベットに遭遇して)
えー、これコールしたくないけど、これでコールしないとKハイQハイからの
ブラフ成功率がかなりオッズ合っちゃうのか。。」
こんな感覚です。
・ブラフの1/4ポットベットは5回に1回成功すればよい
・1/4ポットベットに遭遇したらブラフキャッチは6回に1回成功すればよい
ポーカーを初めてすぐに覚えたこの考えを、自分のレンジvs相手のレンジで
高度に挟んでくる(更にバリューが取れることも加味して成功率を低くできる)のが
Snowie先生の凄いところだなと僕の中のSnowie株が爆上がり中です。
知る人ぞ知る優良企業と紹介されている企業の凄さを理解できてくるのに似た快感です。
さて、個別のハンド分析です。
COのQQでオープン!
ボタンとBBがコール!
フロップAハイボードでチェックアラウンド!
ターン2枚目のA!
さあどうする!?
というシチュエーションです。
以下実際に起こった状況です。
—–
100/200
CO 僕 Q♢Q♧ r450
ボタン c
BB c
フロップ 1,450
A♤5♤T♡
BB,CO,ボタン ✓
ターン 1,450
A♡
BB ✓
CO僕 b725
ボタン c
BB r2,540
CO僕 c
ボタン c
リバー 9,070
4♧
BB,CO,ボタン ✓
BB A♢8♢ショウ
CO僕 QQマック
ボタン A♧J♢ショウ ←勝ち
—–
昔から嫌いにしているシチュエーションで、
プロからがっつりバリューを取られたことが今でも記憶に新しいです。
(その時は僕KK、プロAJの3ベットポットでした)
◇CO(QQ)目線でのアクション◇
・プリフロ QQでオープン ←適切
特筆すべき事項なし。
・フロップ Aハイボードでチェック ←適切
・Aハイボード
・ブロードウェイカード2枚
・2色ボード
とウェット目のボードだったため、「打つならハーフベットかな」と考え
オリジナルとはいえ3wayのQQなので(ショウダウンバリューを取りたく)
チェック一択と考えました。
ただ、「1/2ポットベットは不適切」の考えは正しかったものの、
「低頻度の1/4ポットベットであれば適切」だったようです。
A持ちにバリューを与えてしまいますが、
Tヒットや下のポケットからワンコール貰える
バランスの良いプレイということかと推測しています。
・ターン Aが重なったのでディレイCB ←適切
Aが重なり、相手のA持ちコンボ数がグッと減りました。
QQにとっては嬉しいことですが、A持ちがいたらもっと嬉しいことでしょう。
少し広めのレンジのBBはチェック。
・自分がフロップでベットしていない(ためブラフが混じる)こと
・僕と同じ感覚でいる下ポケ持ちはワンコールするであろうこと
・スペードとハート2色でフラドロがついた状況でベットしないことは
勝っている可能性が高い場合に不自然すぎること
を考えてベットを選択しました。
そしてK♡Q♡やK♤J♤・9♡8♡等、相手のレンジにドローが多いこともあり
ハーフベットを選択し、Snowie先生からも適切との評価を貰いました。
ただ、Snowie先生の模範解答は「1/4ポットベット」のようです。
ドローのオッズが合ってしまいますが、
・Aへの振込のリスク
・(セミ)ブラフからQQのエクイティを実現させること
も踏まえると不等号的に
打たない < 1/4ベット > 1/2ベット
ということなんでしょう。
・ターンボタンのコールにBBがレイズ。ここで渋コー ←不適切
ボタンのコールでやっちまったか?と思い、
BBのレイズでやっちまったな!と死を悟った瞬間です。
そう、負けを確信して降りるのでなく「最後まで行く」と思ってしまいました。
不思議なことに、トナメだと相手を見ていればこのシチュエーションは
勝ってることの方が多く、リバーでもブラフをしてくれるので中盤の稼ぎ頭の一つです。
「Snowie先生もさすがにブラフ混じってるでしょ?!」と思いコールしました。
EVで-3.30のアクション。
フィリピンの100/200だと、この1プレイで1300円くらい失うと考えると
恐ろしい愚策ですね。
ジョリビー何回食べれるんだろう……と。。
・リバー BBがベットせず回ってくるも自分もチェック ←適切
リバーはとくにドローの完成はないラグが落ちました。
にも関わらず、ターンでレイズしたBBがチェック。
フロップでボタンもコールしており、ガットフラドロかAヒット・セットフルハウス
くらいしか見えない状況のため、「バリューにもブラフにもならないベットはしない」
という理由でチェックを選択しています。
結局、BB・ボタンともにAを持ち、キッカーが強いボタンに大きなポットが渡される
ことになりました。
このハンドで疑問に思ったのが、
・BBがレイズするハンドって何?
・BBのレイズにコールできるボタンのハンドって何?
の二つです。
◇BB目線でのアクション(ターンチェック後COがベット)◇
考えられるハンドをいくつか列挙します。
ハンド:レイズ頻度
〇現状QQが勝っている
K♤J♤:0%(100%コール)
Q♤J♤:100%
K♤T♤:3%(97%コール)
K♤9♤:16%(84%フォールド)
K♤8♤:23%(77%フォールド)
K♤7♤:33%(63%フォールド)
K♤6♤:49%(51%フォールド)
K♤5♤:0%(100%フォールド)
K♡J♡:5%(95%コール)
Q♡J♡:100%
K♡9♡:16%(84%フォールド)
K♡8♡:23%(77%フォールド)
K♡7♡:33%(63%フォールド)
K♡6♡:49%(63%フォールド)
K♡5♡:0%(100%コール)
※上記記載のQJs・KJs・KTs(加えてKQs)はプリフロでほぼ100%レイズ
〇現状QQが負けている(トリップス)
A2s~A4s・A6s:78%(22%コール)
A7s:90%(10%コール)
A8s・A9+:100%
9♡8♡:0%(100%フォールド)
〇現状QQが負けている(フルハウス)
A5・AT:100%
55,TT:100%
QQ目線では、確かにドローで勝っていることもありますが、
コンボ数と頻度のバランスとして負けている方が多そうです。
トナメで「勝っていることの方が多い」という感覚については、
このあたりのドローハンド(や下のポケット)で
ベット頻度が高すぎる方が多いのだと列挙していて感じました。
そのため、QQで降りているとウィークになるのでvsSnowieと違い
コールが正解になる(EVがプラスになる)ということかと思います。
※実際、「COがAを持っていなそうな雰囲気」を感じ取れているのに
上記記載の強いドローハンドを持ってブラフをしない我慢ができる人は
あまりいないように思います。
◇ボタン目線でのアクション(BBの3ベット・COコールの後)◇
ハンド:コール頻度
・K♤Q♤、K♡Q♡:0%(100%ダウン)
・A5s、ATs:0%(100%レイズ。そもそもフロップベット率100%)
・A2s~A6s:0%(100%フォールド)
・A7s:93%(7%レイズ)
・A8s:90%(10%レイズ)
・A9s:87%(13%レイズ)
・AJ:84%(16%レイズ)
・AQ:82%(18%レイズ)
僕が悩んでコールした後スナップコールされた瞬間ほぼ負けていると思いましたが、
ドローハンド界最強KQs(ガットフラドロ)が100%フォールドなので
「ほぼ」ではなく100%負けているようです。
更に、3ベットできるBBのレンジと、それにコールできるCOのレンジをリスペクトし
トリップスでもA6まで降りるとの結果になっています。
◇まとめ◇
Aのペアボードでハイポケ。
Snowie先生は適当な頻度でターンから打ち出せと言っていますが、
(とくにEV以上に生き死にが重要になるトナメでは)
相手が打たないのであれば無理する必要はないのかなと思います。
更に、3wayの3ベットにコールレンジはかなり強いので
(今回はポジション的に見えなかったけど)1コールいたら
A6どころかA9まで降りるくらいがライブではバランス良いのかなと感じました。