こんにちは。TOMOです。
2023年のWSOP期間中にラスベガスに行ってきました。
今回は 前回の記事 に引き続き、その際の様子を記載していきます。
前回はベガス遠征への経緯~到着までをまとめ、今回は遠征序盤でのポーカーの様子や結果をメインで記載していきます。
上振れる初日、2日目、3日目
ラスベガス到着後初セッションはWSOP会場の2/5PLOキャッシュ。
現地時間朝2:30(深夜26:30)から10時間打ち、3,217ドルの勝ちで終えました。
そのまま宿に戻って就寝、起きて同日21:50からリゾートワールドラスベガスに移動します。
6時間25分打って275ドルのプラス。
ここでテーブルが割れたのでNLHを打つか帰宅するか他のカジノに行くかの選択肢がある中、一緒に来ていた知人の提案でオーリンズに移動します。
そこで人生で始めてFLO(リミットオマハハイロー)を打ちました。
ポットリミットのオマハハイローであればトーナメントで何度かプレイしたことがありますし、FLOもMIXゲームの一つとして少しは打ったことがありますが、キャッシュゲームで何よりずっとこの種目を打ち続けたのは人生で初めて。
レートは4/8とWSOP会場のMIXゲームの最低レートが20/40であることを考えるとその5分の1なのでかなり低いレートといえます。
(ベット額が決まったリミットゲームなので、ノーリミットやポットリミットと違って1ハンドで10BB以上動くことはほぼないです。
バイイン額も30BB程度あれば十分戦えます)
低レートキャッシュ。
これは何を意味するか。
そう、皆降りないわけです。
プリフロ? 8人テーブルで5・6人参加が基本!
フロップ? リミットゲームだからほぼ全員コールするのが基本!
ターン? さすがにドローイングデットっぽい人が1人2人脱落!
リバー? とりあえず3人程度でショウダウン!
こんな感じですね。
NLHもPLOもそうですけど、セオリーなんか無いんですよね。
テーブルにアジャストして強いハンドで捲くられなければ勝てるし、捲くられたらスタックが減る。
簡単ですね。
ということでリゾートワールドで6時間程プレイしてから始めたセッションですが、オーリンズでは5時間55分プレイして眠気の限界が来てプレイを止めました。
結果、25ドルのマイナス!
初めてのゲームにしては上出来……ですかね。
実力通りなのか下振れてるのか全然分からなかったので、上振れてこの結果だった可能性もありそうです。
3日目は前日と同じくリゾートワールドでPLOを打ち、4時間35分で+963ドル。
WSOP会場に移動してbig-o(5枚オマハハイロー)に着席して6時間20分+1,334ドル
最後に5カードPLOのボムポットテーブルに30分だけ座って-21ドル。
3日続けて上振れ続けました。
この日起こったハンドを1つ紹介すると;
1/2/10PLO 4人
ボタン・SB d
BB僕A♤Q43♤ c
STR r35
僕 c
フロップ
Q52 ♤♤♡
僕 ✔︎
STR b50
僕 r150
STR c
ターン
6 ♡
僕 ✔︎
STR b POT375
僕 rAI650
STR c
僕ハンドショウ
BB「ドローイングデッド」
勝ち
というハンドがありました。
ストラドルポット
フロップトップヒットトップキッカー&オープンエンドストレートドロー&ナッツフラッシュ
ターンでナッツストレート&ナッツフラッシュドロー
ここで全弾入って相手のドローイングデット。
こんな簡単なシチュエーション、1週間に1回あるかないかですからね。
上振れ以外の何物でもないです。
上振れあれば下振れあり 虚無の3週間
ということで3日で既に5000ドル以上のプラスです。
2/5を主戦場にしている身からすると1000BB以上のプラスになるので、金額だけで言えばもはやこの旅これで終わっても満足と言えるレベルです。
が、宿に引きこもってゲームするのも良いですが、せっかくラスベガスで色んな人達と色んな種類のポーカーで遊べるわけなので、翌日以降もポーカー三昧は続きます。
5カードPLOダブルボードボムポット!
PLO!
big-o!
NLH!
ショートデッキ!
ちょっと気分が乗ってWSOPの300ドルトナメ!
WSOPの600ドルNLHとPLOのミックストナメ!
ゴールデンナゲットで300ドルPLO3種目mixトナメ!
300ドルHOESEトナメ!
WSOP500ドルタッグ戦!
等など色々と手を出していって勝って負けて勝って負けてを繰り返した結果……
6/4時点で+5,743ドルだったはずなんですけど、6/24の途中で+2,622ドルまで落ちています。
いやはやポーカーって恐ろしいですね。
「トナメそれだけ出てればそんなもんじゃない? 」という声が聞こえてきそうですが、この時点ではトーナメント単体での収支が-90ドルとキャッシュの足を引っ張ったわけではありません。
最初の3日があったからこの時点でまだプラスですが、その3日間がなかったら3,121ドルのマイナスで手持ち資金2,000ドルまで落ちているところでした。
いやはやポーカーってホント恐ろしいですね。(2回目)
この時点までの収支をグラフにするとこんな感じです;
縦軸がずっとプラスなのでグラフからは酷さはあまり感じられないですね。
なので最初の3日を除いて4日目から24日目までの3週間だけを抽出してみました;
素晴らしいグラフが出来上がりました。
なんとかプラス圏で耐える4日間、ストンと2000ドル負けまで行くもプラスに持ち直す1週間、更にマイナスに落ちて持ち直し……たかと思いきやマイナスが増えていくラスト5日……。
切り取る箇所や長さを変えるだけで全然結果が変わるので、数日~数週間程度のポーカー遠征の収支がいかにその人の実力を反映していないかが分かりますね。
いやはやポーカーってホント恐ろしいですね。(3回目)
この時さすがに心も折れかけてて知り合いに「今日もきつかった……」「いやマジで今日もあの2000ドルポット取れてれば……」みたいな話をしてたんですが、「でもまだ旅の収支プラスなんですよね?」という返され方をされて「いやいやホントにそれは今の気持ちが落ち込んでいることに関係ない」「1日単位、1週間単位で負けていることがしんどい」と何度も伝えてました。
このへんはキャッシュをやり続けている人には共感貰える話ですが、なかなか自分で経験しないと分からない話だと思うので、今回その酷さを少しでも共感いただけるように抽出したグラフを載せてみました。
余談
遠征振り返りのブログを書く時自分のメモとツイート(X’s)を見返すんですが、やはりこの3週間は「白目」「激おこ」「なんだこのゲーム、クソゲーか」等、節々から勝ててないことに対する虚無感が感じられました。
基本的には上のようなツイートで、具体的に何が起こったのかをメモ的な意味も込めてツイートしてるんですが、そんな中唯一たった一言の呟きがありました。
「期待値仕事しろ」
我ながら病んでますね!
6月15日というと、最初の3日を除いた収支がプラスに行ったとほっとしてたら再度マイナス圏に突入した日なので、白目剥きまくってたタイミングです。
心の叫びがこの一言に宿っていますね。
客観的に見たら僕はかなり感情よりも理性が強い方だと思いますが、それでもこの一言をツイートに残しているの、自分でもたまらないです。
ポーカーってホント恐ろしいですね(4回目)
次回予告
人生もポーカーも山あれば谷もあり。
次回で2023年のWSOP遠征に関する記事はまとまる予定です。
ポーカー収支だけでなく旅で使用した経費についてもまとめる予定なので、良かったらそちらもご覧いただければ嬉しいです。