こんにちは。TOMOです。
今週は比較的時間があるので、マニラ遠征時に気になったハンドを
Snowieに聞きながら自分の考えを整理していこうと思います。
(twitterで既に行っている内容と重複するかもしれません)
◇実際のハンド◇
150/300/300
僕HJ88 r1100
ボタンc
SBr3000
僕c
僕HJ88 r1100
ボタンc
SBr3000
僕c
SB c
フロップ
9♤9♡J♢
9♤9♡J♢
SB、僕 ✔︎
ボタン b2500
SB c
僕 d
ボタン b2500
SB c
僕 d
ターン
4♡
4♡
SB ✔︎
ボタン b3500(残り6000)
ボタン b3500(残り6000)
SB r AI要求9500
ボタン c
ハンド
ボタン QJs
SB AA
SB AA
HJ88でオープンし、SBから3倍弱の3ベット。
ワンコールしてフロップペアボードにダウン。
といったハンドです。
そこにボタンがコール・コールと間に入り、
あえなくトップヒットでAAにぶつかりご臨終となっているのを
第三者目線で見る流れとなりました。
◇僕(HJ 88)目線でのアクション◇
・プリフロ 3.7BBオープン ←適切
一般的なレイズ額は2.5~3BBであり、僕も普段は800(2.7BB)程度のオープンにします。
ただ、このハンドは少し事情が違いました。
2つ後ろのプレイヤーは、ハンドが配られたら自分のハンドを見るタイプで、
降りる時はカードを手で持ち、レイズやコールをしたい時はカードを置いておくことが多い
そんな癖がありました。
そして、この時はカードを置いていました。
そのため、KJo・ATo・55あたりであればオープンせずに降りるつもりでした。
ハンドを確認すると、運が良いことに(悪いことに?)88。
2.7BBの通常のオープンだと3ベットされる恐れがそこそこあり、
88は3ベットにコール以上のアクションをできる強いハンドではあるものの、
主導権持ってフロップ以降戦いたかったので3.7BBと大きめのレイズを選択しました。
裏には、「それでレイズが来るのであればかなり強いハンドのため降りよう」
と考えている部分がありました。
・プリフロ ボタンc、SB 3ベットにコール ←適切
僕の心中、「めんどくさいことになった!」
大きめのレイズが仇となりました。
ボタンが強そうな雰囲気を出していたので、「レイズしたら降りよう」と思っていました。
が、コールで止めてきたことで、強い中では弱い方(上の下)程度のハンドのようです。
そしてSB(タイト日本人女性)が、スリーベット。
ほぼ間違いなくA5oやA7s・44等、セミブラフ系のハンドではない相手です。
通常のvsHJを想定したスリーベットレンジより強いレンジ(≒TT+、AQ+)が想定されるので
Snowie先生に聞くのは良い題材のようです。
僕の答えはコール。先生の答えもコール。
僕がコールしたのは、「僕がコールしたらボタンもコールするだろう」と考えたからです。
「8よ、仲間を呼べ」
ただそれだけを信じての+1900の支払いです。
・フロップ ペアボードでの3ベッターSBチェックに僕もチェック ←適切
祈りは虚しく、天に届きませんでした。
フロップは99J。
AK・AQには勝っているけど、AJ・KJ・TT・QQ等には負けている状況です。
88から見ると、QTは2オーバーのオープンエンド、KQは2オーバーのガットショットがついています。
わりと絶望的な部類のボードと言ってよさそうです。
そして88に勝っているハンド(99~AA・AJs)、KQ・QTに勝っているハンド(AK・AQ)が
レンジのほとんどを占めるSBがまさかのチェック。
嫌な予感プンプンです。
Snowie先生も、ここは100%チェックを推奨。
ボタンの動向を見守ります。
・フロップ SB✓→HJ✓→ボタンr→SBc→僕d ←適切
僕(あーあ、やっちゃった)
僕の心中は穏やかでした。
ボタンがポットの26%ベットを選択、SBがコール。
これでポットの額がボタンのスタックを超えました。
ボタンはSBにカバーされています。
そう、ボタンは(2コンボだけ可能性のあるA9sでなければ)
KJ・QJ・JT等のJヒット(かブラフ)が濃厚、
一方のSBはJJ~AA(最高でTT)くらいしかほぼこのアクションにならない。
(KQ・AJは3ベットレンジに入っていない前提ですが、AJでもキッカー負け)
「僕はSBに間違いなく負けている」の判断でそっとハンドをマックしました。
ーーーここまでが僕の実際のアクションーーー
珍しいことに、僕のアクションは全てSnowie先生と同じ動きになりました。
このハンドはHJ 88の立場では難しいことはなかったようなので、もう少し深掘っていきます。
◇ハンドが〇〇だったら?◇
・ハンドがAJだったら? ←コール推奨
(相手がしっかりしている方なので)AJであればプリフロで降りており、
このシチュエーションは架空のものになります。
が、気の迷いでコールしてしまい、フロップがこの天国とも地獄とも言い難いボードになったとします。
この場合、上記の考えで僕は勝ってるハンドが見当たらないので
プリフロ時の気の迷いを恨みつつダウンを選びますが、
Snowie先生はコールを選択しています。
SBのスリーベットレンジに77~99・KQsあたりも入っているのであれば、
ボタンのベット額的にSBはワンコールになります。
・SBのハンドが88だったら? ←コール推奨
ボタンのベットレンジがJTs・QJs・KJs・KQs・QTs・A9s・22~TT ←A9s以外に勝っている
SBのコールレンジが77+・KQs ←77・88・TT・KQsに勝っている
と考えて、必要勝率的にはコールに偏るといった感じかと思います。
地獄への第一歩です。
・ハンドがTTだったら?
SBはハンド88でコールが推奨です。
では、SBがコールした後のTTだとどうでしょうか?
答えは、100%フォールドでした。
AJと異なり、
・Jヒットのキッカー勝ちが無い
・QQ+がいた場合、ターン・リバーでのアウツが2枚か5枚と3枚の差がある
このワンヒットの一目の差は大きそうですね。
このハンドの面白い部分は、ボタン・SBの立場で考えることかと思うので、
明日その立場でもSnowie先生ならどうするのか聞いてみようと思います。
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