【ハンド分析】BB JTo vs ボタン TPがどんどん弱くなっていくリバーで相手のAIに遭遇【Snowie活用】

JToc
こんにちは。TOMOです。

オンラインのトナメで面白いハンドがあったので
毎度恒例Snowie先生に聞いてみました。

=====
◆実際のハンド◆
100/200/25
BTN r440(後ろ7,110)
BB僕 J♧T♤ c(相手をカバー)

フロップ 1,180
J♤8♧3♤

BB ✓
BTN b389
BB r800
BTN c

ターン 2,780
K♢

BB b1,390
BTN c(後ろ4,920)

リバー5,560
6♤

BB ✓
BTN AI4,920
BB c

BTN 9♤8♡ショウ
BB  J♧T♤ショウ ←勝ち
JToc.jpg
=====

BB目線で一つひとつ見ていきます。

◇BB(TT)目線でのアクション◇

・プリフロ BTNの2.2BBオープンに対してJToでコール ←適切
JToPF2.JPG

普通のアクションです。

最近はBB守る頻度をかなり下げ、よほどプレッシャーをかけるべき時以外は
AJoやKQs等も含めてコールで止めてます。

かなり良いハンドでしかレイズしないバランシングから
レイズする時は1ポットくらい(3~4倍)にしており
Snowie先生も1ポットレイズの場合は100%コールとの教えです。


一方で、このへんのハンドをライト3betする人も結構いるので
念のため1/2ポットレイズを選択した場合を調べてみました。

結果は1/2ポットレイズの場合、12%コール・88%レイズ

本来ライブ(とくに日本人相手)の時はこのスタイルの方が好きなものの、
オンラインはリスク回避優先でコール止めします。
(カバーしてると4bet返ってきたら5betAIしたくなっちゃうのも大きな理由)
JToPF.JPG


・フロップJハイ2色ボードにチェック ←適切
JToF1.JPG

BB守ってトップヒット! とはいえ上に3つあるJヒット!
ドンクしたい気持ちをグッと抑えてチェック。
BB有利っぽいボードではありますが、
Snowie先生も「大人しくオリジナルに回せ」と言っています。


・フロップ相手の32%ベットにほぼミニマムレイズ ←不適切
JToF2.JPG

相手の小さめのCBに対して、こちらも小さくレイズを返しました。
Snowie先生はやや不服のようですが、これは分かっててレイズしてます。

経験則ですが、僕がBBほとんど守らないのに気付くと、ボタンは
 ・プリフロ:とりあえず2~2.4BBレイズ
 ・フロップ:とりあえず25~50%レイズ
になります。

プリフロ守ってもフロップ以降無理しないでスナダウンすることも多いので
フロップで「コール以上」のアクションをする場合はレイズ割合を増やしている感じです。

Snowie的にもEV0.05BBしか変わらないプレイなので
Snowieよりも降りやすいプレイスタイルなら問題ないかなと判断しています。

基本的には
 ・トップヒットグッドキッカー
 ・1ヒットフラドロ
 ・オープンエンドフラドロ
 ・(相手によって)2オーバーフラドロ
 ・ハイポケ
 ・トップ2P
 ・セット
あたりでしかやらないプレイので、セミブラフとのバランスも兼ねている意図もあります。


・ターンKが出てハーフポットベット ←不適切
JToT1.JPG

レイズからのドンクなので流れ的にはおかしくないものの、
♤ではないKが落ちたので、さすがにチェック推奨と怒られました。

とはいえK8♤♤やKQ♤♤・QT♤♤、J8・33等も僕のレンジにあり
相手のレンジには3ヒット・8ヒット・ミドルポケット・フラドロが濃厚なため
勝ってる場合も多くフリーカードを与えない方が良いと考えベットしています。

自分のハンド vs 相手のレンジ で考えるのか
自分のレンジ vs 相手のレンジ で考えるのか
二つを混合して考えるのか
永遠のテーマではあると思いますが、僕は「リバーでAIになる額をターンで打つ」
のが好きなので、今回はベットに偏りました。


・リバー 3枚目の♤が出てチェック ←適切
JToR.JPG

リバーでフラドロがフラッシュ完成するカードが出てしまいました。

自分がT9のオープンエンドブラフをしている状況だったら喉から手が出る程欲しく
嬉しいカードですが、今回は普通にJヒットしているので嫌なカードになります。

Snowie先生としては、
 ・25%ポットベットを選択するなら7%ベット、93%チェック
 ・50%ポットベットを選択するならチェック
 ・AIを選択するなら96%AI、4%チェック
という見解です。

正直ここのAIはバリュー偏重のため、J1本はブラフに寄る気がしますが
このボードでは心もとないのでAIしてしまえという感じでしょうか?

 ・TTあたりにコールして貰えるかもしれない
 ・Kヒット、Jヒット強キッカーに降りて貰えるかもしれない
どちらかを優勢と考えたら後者だと思います。

この時僕は25%ベット→ダウンチェック→コールかで悩み、
相手のAIレンジに勝ってることの方が多いと考えてチェックしました。

・リバー 相手のAIにコール ←適切
JToR2.JPG

チェックコール体制とはいえ、想像通り相手からオールインが来ると
嫌なことするなーポーカープレイヤーってほんと嫌いだなー性格悪いなー
と結構思います。
今回もそうでした。

が、流れ的にはJ1本・K1本でもAIはできないシチュエーションなので
3ヒット・8ヒット・ミドルポケット・フラドロ・オープンエンドが濃厚
と感じていた中のハンドが相手のレンジになりそうです。

T♤1枚持っていて、T♤8♤・T♤9♤等フラドロのコンボを消せていたのも
大きな後押しとなりコールしました。

Snowie先生的には3回に1回降りて3回に2回コールせよ とのこと。

本当にギリギリなプレイだったとは思いますが、
相手は98の8ヒット(1枚♤持ち)でなんとかポットは取れました。


ちなみに。
25%ベットを選択していた場合、レイズAIが返ってきたらさすがに100%フォールドです。
いくらのレイズならコールできるのかと思ってミニマムを最初に調べたら、
ミニマムレイズにすら93%フォールドでした。

まとめ
リバーのチェックコールかベットフォールドの選択。

前者はハイリスクハイリターン、後者はローリスクミドルリターンです。

微妙なハンドとナッツ級混ぜての25%ベットはSnowie先生から教わった奥義ですが、
人間相手だと「弱みを見せた」と捉えて破れかぶれブラフをしてくる人も多いです。

そこで降りてるとベットした分丸々損するだけなので
結局GTOプレイヤーぽい人以外にはチェックコールを選択することが多いです。
一方で、重要な局面でのベットフォールドはリスクコントロールの面ではかなり有効なので
きちんと選択肢として考えてからアクションをしていきたいと思います。

追記
寝て起きてもう一度考えていたことを調べたので追記です。

リバーのオールインへのコールですが、
T♤持ちだったのがブロッカーとして優秀だったからコールに偏りました。

僕「あれ? Tが♤じゃなかったらどうなるんだ?」
先生「100%フォールド」
JTcc.JPG

ブロッカーって本当に大事ですね。

TOMO@KL

マレーシア首都のクアラルンプール在住。

ポーカーが趣味で1~2ヶ月に1回程度仁川・マニラ・台北・ホーチミン等に海外遠征。
当初はライブトーナメントのみプレイしていたが、現在はキャッシュ・オンライン等形式は問わず幅広くプレイ。

マレーシア在住の方やポーカー好きの方等、積極的にメッセージいただけると嬉しいです。

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