【コーンフレーク】M-1 2019視聴感想【関白遊び】

owarai_manzai
こんにちは。TOMOです。

 

今年も年の瀬が近づき、M-1の季節になりました。

今日はポーカーもマレーシアも関係ないM-1グランプリ2019についての投稿です。

 

今日は昼過ぎから準決勝の動画をyoutubeで視聴し、
視聴を終えた頃に決勝の放送時間となり
一日中M-1を楽しむことができました。
クアラルンプールに来てからyoutubeを観る時間が増え
最近はスーパーマラドーナもチャンネル登録し、
彼らのM-1に関する雑談を聞いていたため
本番を例年以上に待ち望んでいました。
今年は決勝常連組がかまいたちと見取り図(2回目)のみ、
初決勝が7組と聞いていたので、新しく面白いコンビを見つけられればと
非常にワクワクする一方、レベルが低いのかもという思いもありました。

 

が、始まってみると、全然そんなことがない!

 

かまいたち・見取り図・敗者復活組の和牛は勿論のこと、
優勝されたミルクボーイ・すゑひろがりず・ぺこぱ等、
歴代でも最上位に位置するレベルの高さだったように思います。
毎年リアルタイムで観れる時は各コンビのネタを観終わった後、
ネタを忘れないようにネタの概要と点数をつけるんですが、
僕の中ではこうなりました。

 

決勝
1.ニューヨーク ラブソング 80
2.かまいたち UFJとUSJ 94
3.和牛 人が住んでる不動産 92
4.すゑひろがりず 合コン 関白遊び 93
5.からし蓮根 教習所 85
6.見取り図 褒め合い 90
7.ミルクボーイ コーンフレーク 96
8.オズワルド 先輩の立て方 86
9.インディアンズ おっさん女子84
10.ぺこぱ タクシー運転手 89

 

最終決戦
1.ぺこぱ 高齢者と電車 92
2.かまいたち トトロ見たことない 95
3.ミルクボーイ モナカ 94
歌ネタは個人的にあまり刺さらない部分があり
トップバッターのニューヨークを80と設定。

 

ネクストコンビのかまいたちは何度も見たことがあるネタでしたが
かなり鉄板で面白い上にM-1の雰囲気とマッチして高得点。
歴代のM-1のネタと比較したのと、より面白いネタが後ろに控えている可能性も
考えて94にしました。

 

和牛は敗者復活戦と同じネタで、正直敗者復活戦の動画だと投票の3組に入れられなかったものの
こちらもM-1の雰囲気(や音響?)と合うのか、決勝の方が面白く感じました。
90で留まるネタではない一方でかまいたちとの差もあり、92に。

 

そしてこの完成された2コンビ後に、すゑひろがりずの合コンネタ。
独特な言葉遣い・空気感にまずは圧倒され、
「関白遊び」「寿返し」等パワーワードの数々。
初見ということもあってかまいたちよりも笑いましたが、
笑いと笑いの間(絶対数)も考えると和牛以上かまいたち未満という結論で93に。

 

からし蓮根の教習所ネタは普通に面白かったですが、
ここまでの3組が連続して爆発していたのと比較すると85あたりが妥当なように感じました。

 

見取り図の褒めあいネタもかなり笑わせて貰いましたが、
かまいたち・和牛・すゑひろがりずと比較すると劣り、
とはいえそれらに肉薄するという意味で90。

 

このタイミングでミルクボーイのコーンフレークの行ったり来たり漫才。
掴みのベルマークだけ必要性が分からなかったものの、
コーンフレークが始まってからは終始爆笑でした。
笑わせる部分とネタを繋げる部分とがあるネタが普通かと思いますが、
全てに無駄が無く、でも客の笑いを邪魔しない間の取り方があり。
正直このコンビは全く知らなかったですが、今後何度も見ると思います。
ナイツ塙が99を出していましたが、ラストバッターだったら僕も99にしたかったです。
笑い飯の奈良民族歴史博物館、スーパーマラドーナのエレベーター等
歴代の傑作(と僕が感じているネタ)と肩を並べるくらい文句なしで面白かったです。

 

オズワルドも初見でした。淡々と面白い空気が流れる漫才で
気持ちよく聞くことができました。
賞レースではなく、年末年始の漫才番組では絶対に見たい、
そんな気持ちになる漫才で点数付けるとからし蓮根より上の86。

 

インディアンスは相変わらずのハイテンション漫才。
おっさん女子という設定もキャラクターに合っていましたが
何か一つ物足りない。。
こちらはインディアンス<からし蓮根という意味で84に。

 

ラストバッターのぺこぱ。
パンクブーブーに近い、言葉言葉を一つひとつ裏切る一方で
裏切り方が今までにない予想の斜め下(上ではなく下な印象)。
こちらのコンビも初見でしたが、非常に楽しい4分間でした。
とはいえ完成度は見取り図・和牛・かまいたちの方が上の印象だったので
審査員の評価が高く和牛超えで最終決戦進出というのは驚きでした。
最終決戦の3組はどれも素晴らしかったです。
決勝のネタ10本と比較すると
 ミルクボーイ 1本目
 >かまいたち 2本目
 ≧ミルクボーイ 2本目
 >すゑひろがりず 1本目
 >和牛 1本目
 ≒ぺこぱ 2本目
という感覚でした。

 

最終決戦のネタだけで判断するとかまいたちのトトロ観てない自慢が一番でしたが、
1本目コーンフレークの爆発力を背負ってのミルクボーイ2本目モナカの流れは
優勝に相応しいとも思えました。
凄く面白かったので取り留めとなく記載してしまいましたが、
せっかくなので僕らしくデータをまとめてみました。

 

M-1グランプリ2019 決勝結果
m1judge1.jpg

 

M-1グランプリ2019 審査員別順位
m1judge2.jpg
※総合得点列は、順位の合計が低い順
こうしてまとめてみると、1位ミルクボーイと10位ニューヨークが飛びぬけて
2位かまいたちが安定して評価されていることが分かります。

 

一方でぺこぱは立川志らくさん・礼二さんから低評価を受け、
和牛はオール巨人さん・上沼さんから低評価を受けている等
3・4位は紙一重だったことが合計点の2点差以外からも分かります。

 

上位評価という意味では、見取り図は2~5位の評価のみと安定しています。

 

上沼さんが和牛を落とすためにぺこぱの点数を無理やり上げた……
といった声もありましたが、和牛を8番目の評価としたのであれば
2番目に評価したぺこぱとの点数差が4点というのは普通(かむしろ差は小さい)と言えます。

 

それぞれ好みや自分の信じる漫才の方向性もあるので多少違いはあれど
それぞれの審査員に評価された3人が最終決戦に行くというのは
よくできた制度のように思います。
そして注目すべきは松本人志。
彼の順位の並びがそのまま得点順位になっているのが凄すぎます。

 

僕はダウンタウン世代ではないので、とくに神格化していないのですが、
上の世代の方々がダウンタウンを神格化するのも納得してしまいました。
M-1グランプリ2019 審査員別偏差値
m1judge4.jpg

 

ちなみに。
点数に差がある審査員・差の小さい審査員がいるので
審査員別の偏差値も算出してみました。

 

こうして数字をみていくと、ミルクボーイ以外では偏差値60以上の評価をされたのは
 松本人志→かまいたち
 サンドイッチマン富澤→ぺこぱ
 ナイツ塙→和牛
 立川志らく→和牛
と4件(3組)のみです。

 

9組×7人の審査員=計63回の評価で4件のみ。

 

ミルクボーイの1本目は681点の歴代最高得点という事実以上に、
大御所達から突出して評価されたことが分かります。

 

和牛や見取り図が偏差値50代前半になるレベルというだけで
今回のM-1がかなりレベルが高かったと一目瞭然な気がします。
最後に。
一応自分のブログなので、最後に僕の評価も審査員に合わせて並べてみました。

 

すゑひろがりずへの高評価以外は、そんなに審査員とずれていなかったようで
なんとなく嬉しいです。

 

うーん。
「関白だーれだ?!」ってメッチャ流行ると思うんですけどね。

 

m1judgetomo.jpg

 

TOMO@KL

マレーシア首都のクアラルンプール在住。

ポーカーが趣味で1~2ヶ月に1回程度仁川・マニラ・台北・ホーチミン等に海外遠征。
当初はライブトーナメントのみプレイしていたが、現在はキャッシュ・オンライン等形式は問わず幅広くプレイ。

マレーシア在住の方やポーカー好きの方等、積極的にメッセージいただけると嬉しいです。

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