Day1終わって、ホテルで公式から発表されるスタック表を眺める。
現在スタックは3位も、同卓するメンバーを見て驚愕。
ホテルでヘンドンモブを開きつつ調べていくと、こんなメンバーでした。
Stack Rank | Money List | Notable achievements | Country | Chips |
56 | 韓国9位 | APTベトナムキックオフ優勝 | Korea | 87000 |
124 | 台湾5位 | Aussie Millionsオマハ6位 | Taiwan | 21,100 |
14 | フィリピン1位 | PSPC3位 | Philippines | 168,000 |
100 | オーストラリア126位 | Aussie Millionsメイン17位 | Australia | 45,100 |
3 | 日本241位 | APT仁川メイン3位 | Japan | 256,300 |
44 | オーストラリア155位 | Aussie Millions Accumulator優勝 | Australia | 103,300 |
101 | 台湾244位 | APPTマニラ13位 | Taiwan | 44,600 |
※公式から本名も出ているので出して問題はないと思いますが、念のため割愛しています。
全体のデータが以下。
テーブル18つ
T1~2:8人テーブル
T3~17・27:7人テーブル
T1~2:8人テーブル
T3~17・27:7人テーブル
総量トップ:1,021,100(T1)
総量最下位:402,500(T15)
平均トップ:144,543(T17)
平均最下位:57,500(T17)
総量最下位:402,500(T15)
平均トップ:144,543(T17)
平均最下位:57,500(T17)
僕のテーブル(T16)は
総量8位
平均7位
最大値3位
最小値5位
と少し分散大き目の平均くらいのスタック。
総量8位
平均7位
最大値3位
最小値5位
と少し分散大き目の平均くらいのスタック。
スタックバランス的には悪くないものの、いかんせんメンバーが辛いテーブルでした。
当日はDAY2開始1時間後までエントリーすることができたので、空いている席には5万点持ちのアンノウンプレイヤーが座りました。
僕のプレイスタイルは、オンラインプレイヤーのようにGTOを意識しているわけではなく、相手を見てなんとかアジャストしていくスタイルになります。
そのため、DAY1・DAY2に関わらず着席すぐが一番誤ったプレイをしがちです。
せっかくあるチップを無駄にしないよう、開始2時間くらいは慎重に行こうと考えていました。
が、そこは性。
◆ハンド1◆
初手BB 2.2BBオープンにコール AハイボードのCBにダウン
◆ハンド2◆
次SB AQo 3BBオープン、BBから3倍レイズ
相手10万点持ってたのでAI、相手ダウン、僕AQショウ
相手10万点持ってたのでAI、相手ダウン、僕AQショウ
相手はAQsだったらしい
◆ハンド3◆
KTsで3ベットにコール
フロップトップヒット
リバーまでトリプルバレル受けて相手AA
260k→170k
あっという間に10万点程削りました。
DAY2のレベル1、鬼門です。
が、次の瞬間
600/1200/1200
LJ フィリピンNo.1プレイヤー r2600
CO僕 TT c
BTN AAの彼 rr10000
LJ、僕c
LJ フィリピンNo.1プレイヤー r2600
CO僕 TT c
BTN AAの彼 rr10000
LJ、僕c
フロップ
985 2♤
BTN b20000
僕CO c
985 2♤
BTN b20000
僕CO c
ターン
2♧
2♧
CO僕 b25000
BTN c
BTN c
上ポケ、A9s、2オーバーフラドロの三択(ワンチャンで77or66)と判断。
リバー
8♤(3枚目)
8♤(3枚目)
最悪。。
相手上ポケでフラッシュ警戒で降りてくれの悪あがき
僕 b40000
BTN 渋コー
BTN 渋コー
やらかした……完全に負けた
と思ったら相手マック
270k復帰!
プリフロ3ベットしなかったところからリバーまで完全にミスプレイですが、ブレイク中に聞いたところ相手はA9s。
相手のレンジの中で唯一僕が勝っているハンドを持っていてくれました。
その後、ショート相手にプリフロAIコールでQQ>AA
テーブル移動後参加3ハンドでAA→AA→AKとスチール2回とフロップでポット獲得の3連勝。
ハンドをかなり選んでいたこともありますが、流れが来ていました。
そんな中、自分の成長を感じられたハンドがこちら。
UTGオープンに
SB A5でc
BB c
SB A5でc
BB c
フロップ
647r
647r
CBにSB・BBc
ターン
8
8
BBとチョップだろうな思いつつ僕b
BB c
UTG悩んでコール
BB c
UTG悩んでコール
僕、UTGはセット降りれないやつ一本読み
リバー
4
4
最悪・・・
僕、SB✔︎
UTG b
僕スナダウン
BB悩んでダウン
UTG 66ショウ
UTG b
僕スナダウン
BB悩んでダウン
UTG 66ショウ
このようなシチュエーションでのセット読み自体は当初からできていましたが、
(とはいえ、レンジ的にはハイポケ降りれてないってこともあるし……)
と考えながらコールしてし、結局スタックを削ることがほとんどでした。
聞いてみたらBBも5持ちだったようですが、やはりちゃんとペアボードを警戒してストレートも降りるのは基本だなと感じられました。
更に流れが悪く、
A4sでBBを守ったところ、フロップ765のオープンエンド。
ターンで9が出たため、8持ちのオープンエンドを引いた主張に切り替え
ターン・リバーと打ち続けたところ、相手が88。
本物が出てきてチップを大きく失いました。
ここで2回目のブレイク。
335k→230k
アベ126k
アベ126k
結構削った戦いもあったものの、DAY2の着席時より若干減っているくらいで実はまだアベの倍くらい。
DAY1と違って楽に戦える相手がほとんどいないので4時間しか座っていないところこの時既に1日打っていた気分でした。
ブレイク明けで大きなハンド。
1500/3000/3000
僕+1 99 r7000
BB c
BB c
フロップ
A9Q♢♢♢
A9Q♢♢♢
僕 b7000
BB c
BB c
ターン
♢
♢
BB b11000
僕 c
僕 c
リバー
K♢
K♢
BB ✔︎
僕 b40000
僕 b40000
BBメッチャ悩んでダウン
チョップ?ってメッチャ呟かれたものの、反応せず。
「フロップ・ターンは勝ってるのにリバーで捲られたんじゃないか」
みたいな反応だったので、恐らくAx 2ペア濃厚なのかなと思います。
セットの自分の方がバリューを逃した方だとは予想できますが、
ひとまずそこそこ大き目のポットを落とさなかったのは大きかったです。
ちなみにこのBBは、生涯獲得金額7000万円超え、中国ランク30位前半。
日本ランキングでいえばベスト10に入るくらいの化け物でした。
更に面白いハンドが続きました。
ブラインドヘッズ
お互い2ペアで
A3s>73s
となり久々に300k超え
A3s>73s
となり久々に300k超え
ボード
K35A7
プリフロ
僕SB c
BB ✓
フロップ
BB b
僕SB c(ボトムヒット、フラドロ付き)
BB b
僕SB c(ボトムヒット、フラドロ付き)
ターン
チェックアラウンド
チェックアラウンド
リバー
僕SBB b
BB r
僕 悩んでc
僕SBB b
BB r
僕 悩んでc
念のためセットと24・46を警戒したものの、
・プリフロ僕コール相手チェック
・ターンでポジションあるBBがベットなし
ってことを考えると、2ペアorストレートでレンジ的には勝っていそうなため
更にレイズをするべきだったかもしれません。
「ブラインドヘッズは親族間の争いと一緒」と書かれたカレンダーがありましたが、
2ペアでも引くに引けなくなっていて全部とれた可能性はあったなと反省したハンドです。
途中、テーブル移動してきたショートのBBレイズをボタンKQでAIリスチールも挟み、ここで3回目のブレイク。
230kまで減らしたスタックを、なんとか330kまで戻してほっとしていました。
この時点の状況がこちら
288エントリー
残り80人
インマネ29位〜
アベ180k
僕330k
残り80人
インマネ29位〜
アベ180k
僕330k
DAY2ではインマネまで決まらないですが、スタックの差が大きく開き始めた頃なため、ショートの生き残りをかけたラスト2時間に巻き込まれないことを考えていました。
すると、タイトな女性がミドルからオープン、僕BBハンド99。
微妙。。。
フロップ見てどんなボードならコールし続けられるか考え、相手のスタックが80k程度しかないことも見て、オールイン。
相手スナコー、ハンドKK。
99>KKでなんとか事なきを得ました。
これでスタックは400kオーバー。
その後、TTセットで4wayポット獲得、AKで対BB相手にポット獲得と少なくない金額を稼ぎ、今回キーとなるハンドが。
またまたタイトな女性がミドルに対して、僕BB。
女性はLJでスタック10BB程、
僕はBBでハンドを見るとAQo。
僕のスタックは450kを超え、負けても400k近く残るので普通にスナップコールするシチュエーションでした。
ただ、再度テーブル移動して1時間程度経つものの、この女性の参加したシーンをほとんど覚えておらず、更にオールインを見るのも初めて。
ショウされたハンドが無いのでリーディングもくそもないものの嫌な予感しかしませんでした。
AK、KK、AA、どれかな気がする上、JJ以下のポケットだとして、スタック持っている状況でわざわざじゃんけんする必要あるのか?
と冷静に考えた結果、横のフレンドリーなプレイヤーにだけハンドを見せてダウンしました。
このプレイヤーに「こいつAQ降りた」と言って貰ったところ、女性がAAをショウ。
「本当にAQだったのか?」
「ハンドが見えているのか?」
とめちゃくちゃ言われましたが、なんにせよリーディングが冴え渡ったハンドでした。
後々なうさんのツイートとヘンドンモブを見て知りましたが、この女性ただタイトな女性ってだけでなく、「ACOPレディース二冠」という称号を持ちつつ、香港ランキング19位・生涯獲得賞金も5000万円を超える大物でした。
対峙するプレイヤー対峙するプレイヤー、有名人ばかりで嫌になると同時に、世界で活躍するアジアプレイヤーは早く頭の中に入れないと恥ずかしいなと感じていました。
(今回かなり覚えたように思いますが)
このハンドで5万点守り切ったこともあり、4回目のブレイクで
アベ 288k
288エントリー
残り50人
インマネ29位〜
288エントリー
残り50人
インマネ29位〜
僕スタック330k→495k
インマネアベまでスタックを築けました。
DAY2ラスト1時間。
小負けとブラインドで結構削りましたが、1回だけこんなハンドが。
僕UTGオープン AKo r
+1 rr
僕 c
+1 rr
僕 c
フロップ
AQ5 2枚♧
AQ5 2枚♧
僕 ✓
+1 b
僕 r
(相手30万オーバーだけどターンかリバーで確実にAIまで行く額)
僕 r
(相手30万オーバーだけどターンかリバーで確実にAIまで行く額)
相手のハンドはかなりしっかりしていたので、
相手のハンドはJJ+、AQs、AKしかないとプリフロ時点で感じていました。
このフロップベットにコールした場合、
現状勝ってる→JJ、KKのみ。ターン、リバーでこのどちらか(あるいはT・9あたり)出てもきつい
現状負けてる→AQ、QQ、AAのみ。ただ、ターンJかK出ない限りトリプルバレルも降りれない
相手もAK→トリプルバレルにタフコールしてなんとかチョップ
とかなり嫌な状況でした。
そこで、レイズしてコールされたらターン以降はそれ以上打たず、ベットが来たら諦める予定でした。
+1、今までにないくらい悩む。
大丈夫かなと心配になるくらいに悩む。
「KKじゃないのか・・・」という声も聞こえてくるけど、まだ悩む。
・普通に反応だけ見るとAKで悩んでるように見える
・もしかしたらAJsあたりでプリフロレイズしちゃった上でこのボードとシチュエーションに悶絶してる
・AQで降りれないシチュエーションなものの、QQが見えて絶望してる
状態だったので、コールされたらAQかAKで確定、以後ベットされたらAQ確定で降りよう
と僕の心は決まりました。
結果、+1はクロック言われそうになったところでダウンを発生し、ハンドをショウ。
+1 AK
しなくても良いですが、せっかくなので続けて僕もハンドをショウ。
僕UTG AKショウ
+1はうなだれつつ握手求めてきてくれたので、快く握手をしました。
後で確認したところ、バッチリAPTの方に写真を撮られていたようで、このハンドと写真はAPTに掲載されていました。
これ、順番逆なら彼はプリフロ僕のレイズにリリレイズし、恐らくそこで僕はAKを降りて終わっていたように感じています。
良くも悪くもポジションって大事だなと感じるハンドでした。
このハンドの後、本日3回目のテーブル移動。
とくに何をすることもなくDAY2が終わりました。
僕のスタック519k
アベ 320k
288エントリー
残り45人
29位〜インマネ
288エントリー
残り45人
29位〜インマネ
翌日は4k/8k/8kのBBから開始
全体5位のスタックでDAY3へ!
明らかな格上ばかりでこんなに頑張れているのは間違いなくスタックがあるおかげ。
JJのセットにフラドロで全部突っ込んでくれたプレイヤーに感謝の気持ちを心に掲げてその日はホテルに戻りました。
インマネは確実、あとはどこまで順位を上げられるか。
そう思いながら就寝し、翌日を迎えました。