果たして日本って住む場所なんだろうか

猫悩む

こんにちは。TOMOです。


2018年12月よりマレーシアに移住し、安い物価・平和な治安・安定した気候等概ね想像よりも満足して生活しています。


一方で、コロナ禍において移動制限や集まりの禁止等が起こり、1日のほとんどを家で過ごすことになり今後どうしようかなーと感じ始めています。

そんな素朴な疑問に関してはこちらの記事
なんで僕今マレーシアにいるんだっけ?
に記載していますが、日本本帰国・第三国への移動等様々な選択肢を考えています。


今回は一歩進んで日本に住むメリットとマレーシアに住むメリットを、日本とマレーシアの比較をしつつ考えていきます。

日本に住める大きなメリット
・家族や友人にすぐに会えること
・一番の趣味(アミューズメントポーカー)がいつでもできること

といったところだと思います。


その他、生活する上で重要な部分のメリット
・日本語で何不自由なく生活ができること
・日本の医療を(高い国民健康保険に入れば)安くすぐ受けられること
・質の高い日本の食材や料理を比較的安価に食べられること

等が考えられます。


ただ、その他に関して言えば言語・医療・食事と生きる上で重要な事項ですがマレーシアと日本で大きく差があるわけではありません。


むしろ物価(コスパ)という観点を追加すれば日本であることのメリットとは言えない(マレーシアの方が勝っている)とも考えられます。



では逆にマレーシアに住むことの日本と比較したメリットはなんでしょうか。
改めて振り返ってみると、
・圧倒的な固定費(家賃/光熱費/ネット代)の安さ
・日々の食事の安さ
・タクシー移動のしやすさ(安さ&配車アプリの高度な発達)
・通年安定した気候
・税制

といった部分かなと思います。


物価の安さ(とくに固定費と食費)がやはり大きく、
都心の中心にあるショッピングモール徒歩3分のコンドミニアム(100平米超え)に住み、毎日自炊と外食を半々とした食事をし、快適なクーラー下で、高速なネット環境を活用し、海外旅行2回・日本一時帰国1回・マレーシア国内旅行1回し、ノートPCとスマホを新品に買い替え、感染症にかかり入院した費用を全額自腹で払う
という1年間を過ごしてかかった金額が130万円
です。

僕自身がかなりお金を使わない性格と選択をしている部分もありますが、マレーシアの物価は本当に凄いです。

日本で働いていた時は会社近くに寝るためだけの15平米のマンションを借りて家賃だけで一年で100万円近く払い、スマホ代が月1万円を超え、仕事中のランチで平均700円程度かけていた……と考えればそれだけで130万円は飛んでしまいます。



そして移動

日本に住んでいた時は基本埼玉で、一時期東京とどちらも経験していますが、埼玉から東京への移動も、東京23区内間の移動もどちらも嫌いです。


埼玉に住めば時間がかかりお金もかかり満員電車に揺られる。
東京に住めばそうではないかと言うとそんなこともなく、山手線も地下鉄も結局人が多く駅構内で結構歩く必要があり、タクシー移動を選んでも短い距離でも信号待ち等も多く意外と速く着かない上にすぐ1000円2000円を超える。


更に終電を過ぎればタクシーしか方法が無く、そのタクシーが高いだけでなくなかなか捕まえることも難しい。。


と苦労した思い出が多いです。


これは移動インフラの充実だけの話ではなく安く都心の中心(例えば銀座駅や新宿駅の徒歩圏)に住むことが難しいという物価の話にも繋がってくる話でもあります。



更に気候
僕は結構ここを気にしています。


単純に暑くて汗をかくのも嫌だし、寒くて震えるのも嫌だ……というのは誰もが納得する話だと思います。


「日本は四季があって素敵」と季節が移り変わることを美徳(メリット)とする風潮がありますが、僕は素敵とはいえなんだかなーと思っていました。


過ごしやすさだけで考えたら真夏の猛暑や真冬の極寒なんて無いほうが絶対良い(デメリット)じゃん! という至極真っ当な意見です。


気象庁のデータ(東京で1981年~2010年の30年間)で過ごしやすい日を調べてみたのですが、僕が考える過ごしやすい気候の日は1年の中で25%しかありませんでした。


「平均最低気温10℃以上かつ平均最高気温25℃未満」を勝手な基準にしているのですが、この基準だと4/18~6/4と9/25~11/7の計92日間です。


平均最低気温3℃未満、または平均最高気温30℃以上の寒すぎる日・暑すぎる日は1年間で116日間です。


更にどちらかといえば過ごしにくい(平均最低気温3~10℃or平均最高気温25~30℃)日が158日間ありますが、うち43日間は梅雨です。

表にするとこんな感じです。

×:平均最低気温3℃未満or平均最高気温30℃以上 116回
△:平均最低気温3~10℃or平均最高気温25~30℃ 158回
うち青色部分:梅雨 43回
○:平均最低気温10℃以上かつ平均最高気温25℃未満 92回
参考:http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/nml_sfc_d.php?prec_no=44&block_no=47662&year=&month=1&day=&view=p1
https://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/baiu/kako_baiu09.html


こうしてみると、○(過ごしやすい日)はやっぱり少ないですね。



ちなみに僕は秋のよもぎとブタクサの花粉症持ちなので、旬な季節である8~10月を除くと過ごしやすい日は55日間まで減ってしまいます。


うーん、やっぱり一年中住むと考えると日本の気候は僕に向いてないですね。。


最後に税制ですが、いわずもがななので割愛します。



あと触れてない点でいうと地震や台風といった自然災害リスクの観点ではマレーシアに軍配が上がる部分ですね。
(これは日本が悪すぎるという話ですけど)


こうやって色々考えていくと、結論平時であれば
マレーシアに住んで日本には定期的に(気候が良い時期や用事のある時に)一時帰国する

のがやはり正解のように思えてきます。


ただし、日本の大きなメリットでありマレーシアには一切ない
・家族や友人にすぐに会えること
・一番の趣味(アミューズメントポーカー)がいつでもできること

の2つが、コロナ禍で非常に大きな事と感じています。


一生コロナ禍で移動ができないのならばさすがにかけがえのないこと……ということで日本に戻る選択をする気がしますが、日々のワクチンに関するニュースを見てしまうと今日本に戻る決断をするのは時期尚早のように思えてしまいます。


まだまだ結論は出ませんが、早く人類は集団免疫を獲得して移動がしやすい世の中になってくれることが理想であることには間違いなさそうです。


世界が平和でありますように。

TOMO@KL

マレーシア首都のクアラルンプール在住。

ポーカーが趣味で1~2ヶ月に1回程度仁川・マニラ・台北・ホーチミン等に海外遠征。
当初はライブトーナメントのみプレイしていたが、現在はキャッシュ・オンライン等形式は問わず幅広くプレイ。

マレーシア在住の方やポーカー好きの方等、積極的にメッセージいただけると嬉しいです。

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