マレーシアの病院から無事退院!

HOSPITALKUALALUNPUR
こんにちは。TOMOです。

 

数日前に
という記事を書きました。

 

初めてスマホから記事を書いたので、黒文字文章の羅列と読みにくいものになっていると思います。

 

が、率直な気持ちを残しておくために編集はせずに残します。
さて、先週13日の木曜夜にベッドから動くことができなくなり、救急車で搬送されました。

 

そして金・土・日・月と3泊(木曜深夜から計算だと4泊?)を経て本日無事退院しました(パチパチ)
前回の記事と被ってしまうこともありますが、
 ・自分の身に何が起こったのか
 ・医者の見立て
 ・病院内の状況
 ・入院/治療にかかった費用
等を忘れる前にまとめていこうと思います。
まず、事の発端。

 

8月6日(木)~10日(月)の5日間、ランカウイ島へ旅行へ行きました。

 

僕は元々インドア派なので好き好んでリゾート地を選ぶような人種じゃないです。

 

が、コロナ禍によりリアルロックダウンも経ていつまで何もしないをするか……と考えていて、7月上旬に成り行きで「次月旅行へ行こう」ということになりました。

 

行く一番の理由が友人の退職から転職までの合間期間ということだったので、その方に合わせてランカウイ島へ遊ぶということに。

 

途中別行動を挟みつつ、僕は海で泳ぐこともせず川で遊ぶこともせず、ボートの上で風景を楽しんだり山を登って滝近くで涼んだり、たまにはスカイトレックスという森林アドベンチャー的な場所で楽しんだり。

 

しかしそれでもインドアな僕。

 

UVカット・虫除けスプレーは必須で、(半袖ではあるものの)長ズボン着用。

 

コロナ的な意味で山の中以外はマスクを着用し、食事前は手洗い必須。

 

更に動物や手すり等には安易に近づかず、昔から東南アジアで缶を飲む時は飲み口を拭き、水は常にペットボトルを購入。

 

多分客観的に見てもかなーり健康に気を使っている方で、今回も気を抜くことはありませんでした。
これが効果なし!
元々運動しないのにコロナで更に運動量が減ったことで自分の免疫力が下がり
→突然旅行で歩行数も増えて身体が疲れ
→アイランドホッピングで猿が住む川沿いや、マングローブツアーでコウモリの住むトンネルを巡回

 

これらの一連の流れで、何か手についてしまった細菌が汗を拭った時や食事中なんかに身体に入って撃退できなかったようです。。
そして旅行中は気づかず、帰ってきてからも数日は無症状。

 

コロナも潜伏期間が長いことが恐ろしい点といわれていますが、僕がかかった感染症も5 ~14日間の潜伏期間等と言われているようです。

 

月曜日の帰宅後、木曜日の昼過ぎに異変がやってきました。
結局夜22時前に救急車を呼んで近くの国立病院へ搬送。

 

この時は、
 ・意識はある
 ・呼吸は荒い(ハーハーと肩で息してる状況)
 ・熱がある(途中で測った時38度超え。平熱は35.8度)
 ・酷い頭痛
 ・全身が麻痺してろくに動かせない(左手はなんとか動くけど握力ほぼなし、拳握れない)
という状況です。

 

最後の一つが無ければ多分我慢してベッドの上にいるんですが、最後の症状が人生初めてで(あ、これまずいかも)と思い救急車を欲しました。
救急隊員なのか着いてからの医師なのか思い出せませんが、質問受けた折に「ランカウイに行った」ことはすぐ伝わり、おかげで病名の特定と点滴など素早い処置をして貰えました。

 

点滴はインフルエンザの時等に人生で何度かしたことがありますが、今までに無いくらい刺された先の皮膚が尋常でなく痛みました。

 

自分の知っている点滴の痛みじゃなかったので、(これは絶対におかしい)と思って何度も「痛すぎる」と主張しました。

 

が、医者は「そういうもの」で一歩も引いてくれません。
後で振り返ってみればアンチバクテリアの溶剤を針から血液に全身へ流していたので、痛くて当たり前だったようです。

 

僕が知っていたのは脱水症状にならないためのよくある点滴、医者が流し入れているのはアンチバクテリア。

 

同じ点滴であって全くの別物でした!(お医者様ワガママ言ってすいませんでした)
結果数時間後に発熱が収まり37度前後になり、身体の麻痺も徐々に無くなり、身体を自分で起こせるまでになりました。
そのタイミングで病棟へ移動。お時間なんと深夜3時。

 

この1時間半後、血を抜かれ再度アンチバクテリアの点滴。

 

結果的にこの点滴は日曜深夜4時半(月曜朝4時半)まで、毎日きっかりこの時間に起こる恒例行事になりました。

 

夜12時頃寝る
→朝4時半に起こされる
→悶絶するくらい痛い溶剤を左手の甲に刺さった針から流し込まされる
のルーティン、マジ地獄です。
このルーティンだけは気が滅入りましたが、病棟に移ってからは基本的に元気。

 

金曜日の1日だけは食事も半分食べられない状態でしたが、土曜日には自分の中で全快という感覚で時間が過ぎるのを待ちました。
そして月曜日。

 

この日もアンチバクテリアの点滴をされ起床。

 

医者から何故か「今日帰宅は無理かなー」と言われて1日が始まりました。

 

7時頃朝食を食べて、帰宅できないんかーいと思いながら再度就寝。

 

11時頃医者2人に声をかけられて、「これ薬。1日2回飲んでね」と説明される。

 

僕、明日まで病院にいると思っているので「はぁ。。いつからですか?」「次の深夜4時半の点滴はもうないんですか?」と質問。

 

なんか会話が噛み合わないので「もしかして今日退院?」と聞いたら「Yes」とのこと。

 

 ・血液検査良好
 ・病名もはっきりした
 ・ここまでの処置も完璧
 ・ってことで帰っていいよ!
ということが分かったらしいです。

 

かなり厳格に「泊まらなきゃリスキーだよ」「この点滴は痛いものなんだよ」と言ってきたのに、ここに来て朝令暮改を超えるスピード。最後の最後にマレーシアっぽさ全開でした。
今回の病名。
というそうです。

 

外務省の、世界の医療事情 を伝える マレーシア(クアラルンプール,ジョホールバル,ペナン)のページ
にも狂犬病の下の行に記載がされている病気です。

 

僕自身、移住前に狂犬病・A型肝炎・腸チフス等主要なワクチンは打っています。

 

それでもこの感染症は盲点になっていました。
最初からこの感染症を疑われていて、合計10人以上の先生(なのか看護師なのか薬剤師なのか判別不能なので総じて先生)に診て貰いましたが、0から症状を説明して全員がこの病気に辿り着いていました。

 

ランカウイ島に行く→レプトスピラ症を貰ってくる
の流れはよくあることらしいのですが、僕はネットに書いてある症状と違う部分が多く(安易な発想だったりするんじゃないの?)と半信半疑でした。ちゃんと正しかったです。(ごめんなさい)
ところでマレーシアの医療は日本と違って医療費が点数計算で一律一緒ではないので、私立の方が高く国立の方が断然安いです。

 

そのため、(お金の欲しい)優秀な医者は私立に流れ、国立は独立前の若い人が多いそうです。(実際、30代が多く上でも40中盤の見た目でした)

 

ただ、皆さん凄く優秀で英語も拙い日本人のレベルに合わせて下さる等、人としても医師としても全然「国立だから良くない」と巷にあるような風には全然思えませんでした。

 

これは首都クアラルンプールだからなのかもしれませんし、マレーシアでよくある感染症だったからなのかもしれませんが、国立の医者もかなりレベル高いんじゃないの?というのが率直な印象でした。
病院自体の話は、それほど新しくも無く私立のように綺麗でもありません。

 

国民のお金を使う以上必要最低限という印象でした。

 

病院名はその名の通り、Hospital Kuala Lumpurです。
そして僕はベッドが6個で一区画になっているエリアで泊まりました。

 

ベッド6個×4区画+中央スペース=一つの部屋
みたいな感じで、個室感は一切ありません。

 

これはFirst Class・Second Class・Third Classと3つあるうちの一番下Third Classに当たるようです。

 

1ヶ月だと絶えられないとは思いますが、LCCでもバスでも平気で寝れる自分としては数日くらいなら全く問題なかったです。
入院にとって重要な食事。

 

最後慣れすぎて写真撮り始めてしまいましたが、こんな感じでした。
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見た目はTHE・病院食って感じかもしれません。

 

けど、僕マレー系の料理って辛いので正直好きではないんですが、これらの病院食はとても美味しくいただきました。

 

よく日本でも「病院食は味が薄い」「刺激がない」なんて言われますが、多分マレー系の料理をそういう風にしたものがこれです。

 

カレー風味、だけどマイルドでスパイスの刺激が無い。

 

簡単に言うと甘くて辛味のないチキンカレーのような。

 

家で作る時甘口のルウを使う自分にはこっちの方が美味しかったです(そしてちゃんと外食時のように風味があった)。

 

しかも毎日14:30頃アンパンとかクッキーとか簡単なものでしたが、毎日お菓子まで出てたので1日4食でした。
で、一番大事なお金。

 

海外で急な入院。

 

健康になれるのかという医療水準の問題がクリアされるのであれば、次は絶対にお金。

 

結論、
 ・受付費:100RM(約2,500円)
 ・X線費用:40RM(約1,000円)
が運ばれてすぐかかりました。(僕は友人に立て替えて貰いました)

 

そして更に
 ・当日支払い:1400RM(約36,000円)
が必要だったようです。

 

3,500円で救急車で運んだ上に応急処置してくれて、約4万円で入院の手続きまでしてくれる。

 

悪くないですね。
そして木曜深夜~月曜昼過ぎまでの入院と治療。

 

最後退院の際に窓口に行き、手元に2500RMしか無かったので足りるかどうかビクビクしながら値段を聞いたら
 ・追加費用:60RM(約1,500円)
とのことでした。
どうやら1400RMは入院費も合わせてのデポジットだったようです。

 

デポジットの費用から足が出たのが60RMのみ。

 

結局全部で支払った金額は1,600RM(約41,000円)
ということになりました。

 

4泊入院して1日4食ついて、血液検査数回して点滴毎日して問診や血圧/体温測定毎日数回してくれてこの金額。

 

や、安い。。
これらの情報を元に病院のサイトを確認してみます。

 

hospital1.PNG
→普通の入院は「Medical」。外国人のサードクラス(個室で無い多人数エリア)は1400RMのデポジットで入院可能。

 

hospital2.PNG

 

上記の空間の場合カテゴリ3に入るらしく、1日あたり160RMの入院費用。

 

それに治療費が加算される。

 

という計算みたいです。
この表だけ見れば個室でも1日あたりの費用は倍(160→320RM)しか変わらないみたいですね。

 

約18万円のデポジットと1日約8,000円の個室代。治療費も一日数1000円程度で済みますし、私立病院で数倍の値段払って最低限の対応を受けるくらいならよっぽど国立病院で個室の方がおすすめなんじゃないかと感じます。

 

最後に。

 

僕先月末にちょうど保険の契約をしました。

 

けど、加入後120日後からじゃないと保険金降りないです。

 

今回はそこまで大きな出費ではなかったので不幸中の幸いでしたが、有事の出来事はいつ起こるか分かりませんので保険に入っておくことは大事だなと思いました。

 

でも入ってるだけじゃ使えないんだなーと説明受けた時のことがフラッシュバックしてきます。

 

早く120日経って欲しいです。。

 

TOMO@KL

マレーシア首都のクアラルンプール在住。

ポーカーが趣味で1~2ヶ月に1回程度仁川・マニラ・台北・ホーチミン等に海外遠征。
当初はライブトーナメントのみプレイしていたが、現在はキャッシュ・オンライン等形式は問わず幅広くプレイ。

マレーシア在住の方やポーカー好きの方等、積極的にメッセージいただけると嬉しいです。

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