昨年3月以来の一時帰国を本格検討へ

こんにちは。TOMOです。


突然ですが、昨日から在マレーシア邦人界隈がざわざわしています。


マレーシアでは昨年3月からロックダウンをしており、緩和と強化を繰り返して今月1日から一番厳しい規制(通称フルロックダウン)となっています。


当初の発表は14日までの2週間、途中から2週間延長の28日までの延期……とここまでは想定通りですが、先週末25日(金)に何かしらの発表があるのではとドキドキさせられるも音沙汰なし。


土日挟むのでこれは最終日の28日(月)の当日発表かと思いきや、昨日27日(日)に「フルロックダウン延長」が唐突に発表されました。


この発表タイミングもサプライズでざわざわするのですが、内容が
「期限なし。感染者数・ワクチン接種率・ICUの逼迫状況の目標クリアで次のフェーズ(規制緩和)へ移行」
という異例の発表で、動揺が広がっています。


何が異例かというと、条件クリアしなければ「無期限で延長」という点です。


僕個人としては
感染が抑えられるのであれば規制はやむなし
のスタンスを取り続けていますが、それでも正直現状には絶望感しかありません。


規制がいつまで続くか分からないこと以上に、これだけ厳しい規制をしているのに感染者数が減らないという事実に終わりの見えない闇を感じます。


自分自身はルールを守っていますし、近所を歩いていても人通りは少なくそもそも認められている店以外は営業されていません。


なのでこの対策状況でどこでそんなに感染が広がるんだろうと不思議なのですが、一方で「理髪店が営業されていた」「ストレス発散に友達と少人数で会っている」「○○(禁止中の業種)は営業しているらしい」といった話がチラホラ聞こえてきます。


エッセンシャルワーカー(必要不可欠な業種の従事者)の感染は国としても個人としても許容する心を持つべき(そして感謝すべき)として、ルール違反者が後を立たないことにはどうしようもなく、そしてムスリム国家の文化的に集まるなという方が心情的にかなり無理があるのだろうことも察してしまいます。


基本引きこもり体質の僕でも多少のストレスを感じるこの状況で、その無理があることを規制でなんとかさせている政府は頑張っているんでしょうね。(できているとは言っていない)



そんなこんなで終わりが見えない状況で、一時帰国を検討しています。


ちょうど上記のようなネガティブなニュースと被りましたが、フルロックダウン延長のニュースの少し前にこんな朗報が飛び込んできました。

「海外在留邦人向けに、羽田・成田空港で新型コロナ・ワクチン接種をする」という外務省からの発表です。


今年1月のなんで僕今マレーシアにいるんだっけ?という記事で

>日本のワクチン接種がオリンピックに向けて急ピッチで進むようであれば、報道に注視しつつ日本へ一時帰国即ワクチン接種してから今後の人生を考えるというのもアリかもしれません。

と記載している通り、僕はまさにこの時を待っていた……という気分でいっぱいです。


マレーシアでワクチン接種してから一時帰国も早いなら選択肢にはあったものの、今の接種率状況を踏まえると僕に回ってくるのはどんなに早くても10月11月になりそうです。


であればワクチン接種を一番の目的にして一時帰国する方が早いです。


そしてマレーシアで接種する場合ワクチンの種類が何になるか分からない一方で、日本の空港はファイザー社のワクチンで確定です。


このニュースを見て数十分後に「僕一時帰国します」と同居人に話をするくらいには、ここ最近で一番テンションが上がる出来事でした。



ただ、懸念事項が山盛りです。


ここで列挙してみます。

1.マレーシアでの引っ越しタイミング

マレーシア移住直後から友人とルームシェアしていますが、僕は年内一時帰国(マレーシア居住継続)希望、同居人は年末年始目処に本帰国(マレーシア住居終了)想定と今までと事情が変わっています。


その二人が同じ家に住んでいてもお互い動きにくいので、とりあえずルームシェア解消をしようと4月にエージェントへ内覧のお願いをしていました。


が、エージェントが別件で忙しく間を空けられている間に感染が広がり内覧(居住者以外のコンドミニアムへの立ち入り)が禁止となり、未だに内覧すらできていません。


理想は引っ越して新しい居を構えてから一時帰国ですが、引越し前に一時帰国して同居人には僕のことは無視して好きなタイミングで引っ越し/本帰国をして貰う……というのが現実的かなと思っています。


その場合は日本にいる間謎に2人分の家賃を支払うことになりますが、逆に言えばお金以外にデメリットは無いとも言えそうです。



2.一時帰国タイミング

ワクチンを早く打つことだけを考えると8月1日になるべく近い日が良いのですが、
・夏の猛暑
・オリンピック/パラリンピックの開催(関係者との接触リスク)
を考えると8月中は避けた方が良いのかなと感じています。


一方で、2週間の自主隔離(うち6日間はホテル隔離)では外に出ることが無いので暑さ的には8月中旬に入国で外の気候に晒されるのは9月以降になるとも言えます。


また、オリンピック終了~パラリンピック開始の間が8/9~23なので、8月20日前後であればオリンピック関係者の帰国やパラリンピック関係者の入国が一段落ついている気がします。


以上からこの8月20日前後か完全に五輪終了一週間後の9月12日以降に入国が良いのかなと思っています。


3.マレーシアルールでの一時帰国準備

ここかなり難しいかなと思っていましたが、色んな人の帰国情報見ると以下の流れで問題なさそうです。

ー航空券の入手
ー出発前72時間以内にPCR検査実施、日本所定のフォーマットでの証明書入手
ー大使館からの渡航許可(マレーシア→日本)入手
ー最寄りの警察署での移動許可(家→空港)入手

ー移動許可を得た車での空港への移動


「移動許可を得た車での空港への移動」だけ、自分の移動許可で良いのかそういった許可を取ったグラブドライバーを見つけないといけないのかだけ分かりませんでした。


事前に詳しい人へ聞こうと思います。



4.日本の隔離

外務省・大使館・厚労省と色んな場所に情報が散らばっていますが、基本的にはこの外務省のページ
水際対策に係る新たな措置についてが一番綺麗にまとまっています。


このページによれば
・検査証明書の提示(出国前72時間以内のPCR検査かつ所定のフォーマット)
・検疫所が確保する宿泊施設での待機・誓約書の提出
・スマートフォンの携行、必要なアプリの登録・利用
・質問票の提出

が必要になります。


この4行だけだと全然実態が見えないので、もう少し詳細に自分なりにまとめると、こんな感じのようです。

・マレーシアでやること
 ーPCR検査して所定のフォーマットでの証明書作成
 ーアプリの登録、できる範囲での入力
 ーワクチン接種の希望登録(7月下旬にサイト開設。2回分)
・日本の最初7日間
 ー位置情報アプリ(OEL)の利用開始
 ー検査証明書・誓約書・質問票の提出
 ー指定ホテルでの隔離(成田空港から指定バスで移動)
 ー3日目(入国日含めず)のPCR検査
・6日目(入国日含めず)
 ー2回目のPCR検査
 ー2回とも陰性の場合成田空港へ指定バスで移動
 ー自主隔離先への公共交通機関を使わずの移動
 ー自主隔離先到着後アプリで「今ここ!」ボタン押す
・7~14日目
 ー自主隔離
 ー位置情報アプリ(OEL)で現在地を報告の通知が来たら「今ここ!」ボタン押す。毎日午前11時頃から午後2時頃までの間らしい
 ー毎日メール記載のURLに健康チェック回答
 ー抜き打ちでビデオ通話アプリ(MySOS)での居所確認。全然来ないらしい
 ー接触確認アプリ(COCOA)の利用。初期設定して常にスマホ持ち歩けばOK
 ースマホの位置情報記録の保存。初期設定して常にスマホ持ち歩けばOK
 アプリの利用関連の詳細:https://www.mhlw.go.jp/content/000752493.pdf


一つひとつ見ていけばとくに難しいことは無いですが、一時帰国前に情報抜け漏れなく集めて実際に実施することはかなり難しいんじゃないかと思います。


理由をあげれば、
 ・そもそもスマホ使ってない世代の方にとっては一つでもハードル高い
 ・情報が点在しすぎて把握できない(管轄省庁別れてる問題)
 ・外国人にとっては情報収集無理ゲー(一応英語ページは作ってある)
といったところでしょうか。


調べる中でこんな記事一時帰国してみたら……日本のコロナ水際対策は穴だらけにも出会いましたが、
 「対策しっかりやれ!(仕組み作れ)」→ルール作る
 「仕組み守れ!」→監視する制度も作る
 「監視抜け漏れなくやれ!」→人員的に無理。民間に投げるのも公務員増やすのも叩かれるから既存人員でできる範囲で対応中
という流れが透けて見えるようなルールと現状ですね。


僕は普通に守ると思いますが、強いて言えば睡眠時間が不規則なので通知来たら「今ここ!」ボタン押すというのが一番ハードルが高そうです。
(アラームみたいにメッチャ大きい音出す仕組み欲しい)


5.日本で何できるの問題

以下ルールの通り自主隔離し、ワクチンを2回接種(≒3週間自主隔離&ファイザー社ワクチン接種完了)した前提です。


僕がやりたいことをザックリまとめると、
 1.家族知人友人に会う
 2.ポーカー
 3.プロ野球観戦
 4.美味しい食事
 5.日本国内旅行(2、3、4含む)
となります。


全部ルール内でできるのは分かっているのですが、実際どこまでOKなんでしょうか?


先日友人とZoomをしたら4人中3人がワクチン接種済み又は予約済みでした。


家族も仕事と年齢柄ワクチン接種済み又は通知書到着済みとのことで、やはりオリンピック前に希望する国民のほとんどが接種完了となりそうな印象です。


一方でワクチン打てば心理的にも人と会うことは問題ないのでしょうか?


一時帰国したら会いましょうと言ってくれている友人知人はありがたいことに少なからずいるものの、海外在住の自分がどこまでズケズケやって良いものかと疑問に感じています。


例えば
・前日カジスタで50人いる中ポーカーして翌日ポーカーしない普段テレワークしている友達(既婚子あり)に会う
・関東から新幹線で名古屋へ移動して当日夜野球観戦し、翌日アミューズメントカジノでポーカーする
・そんなこんなした数日後、レストランで友人(既婚子なし)とランチ
・そんなこんなしている中、60代の親の家で過ごす


と文字にしていくと、緊急事態宣言や蔓延防止~を発令している現状から考えるとかなり印象良くないですね。


一方でオリンピック後であればワクチン接種がかなり一段落していそうなこと・オリンピックが開催できたという世界への大義名分を考えれば日本はこのくらいOKな状況になっていそうな予感もします。


とても難しいです。


「マレーシアで何もしてない」の理論は日本で自主的に人と集まっていない方々にとっては邪魔でしょうし、実際子どものいる僕の友人は奥さん子ども以外との集まりは一切していない(共通の友人とも対面では会っていない)です。


そうしたモラルの高い方々の尽力の上でワクチン開発までなんとか持ちこたえた日本を考えるとあまり出歩くのもだめな気がしますが、気持ち的には2週間の自主隔離を経て1年半ぶりの日本一時帰国で自重しすぎるならもはやなんのために生きているの……?(自問)というレベル感の思いも大きいです。


なるべく多くの人と接触する可能性があるイベントは後ろに回して調整していくのが現実的なところでしょうかね。



6.いつマレーシア帰るか問題

現状のルールでは、日本での6日間のホテル隔離・計14日間の自主隔離に続いてマレーシア入国時に2週間のホテル隔離が必要となります。


日本での隔離はワクチン接種前なので心理的に仕方ないという思いと、日本だから問題になることは無さそうという思いとがあります。


ただ、ワクチン接種が終わった後マレーシアで2週間指定のホテル暮らしはぶっちゃけ本気で避けたいです。


例えば8月20日に日本入国して(2回目のワクチン接種考えると約3週間の自主隔離を合わせて)約3ヶ月過ごすとして、11月18日が出国日となります。


11月ならマレーシアの政府が発表した「新型コロナウイルスの出口戦略」によればフェーズ4の「社交的活動も全面的に許可」になっているはずです。
参考:Putrajaya announces four-phase Covid-19 recovery plan for Malaysia, expects return to normalcy by end of year


また、世界的にワクチンパスポートが始まって入国時のホテル隔離は免除されているのではという期待もあります。


もしそうなっていれば海外への行き来もしやすくなっているのでそのままマレーシアに戻ってから今後の遠征を考える平和な日常万歳なプランでめでたしめでたしです。


ただ、これはさすがに楽観的すぎるので日本から一度規制の緩い欧州へポーカー旅行して、日本を改めて経由してマレーシアに戻ることも検討しています。


つまり以下の3つの案があることになります。


Ⅰ.マレーシア→日本→マレーシア
マレーシアでの隔離が無く、出国も容易な世の中になっていれば一番シンプル

Ⅱ.マレーシア→日本→欧州→日本→マレーシア
マレーシアでの隔離が続いているようなら検討。
ただ、日本到着時に再度自主隔離2週間あるとあまり意味はないので、日本の規制次第でもある

Ⅲ.マレーシア→日本→欧州→マレーシア
マレーシアでの隔離が続いているようなら検討。
基本的に第三国→マレーシアはやりたくないが、国交が正常化されたら日本を通す理由もない
(ただ、欧州入国時に帰りのチケットは必要で当然日本行きを買っているはず)


幸いマレーシアから日本へ一時帰国する際に帰りのチケットは必要なく日本入国してから考えれば良いので、選択肢として用意しておく……という感じですね。



まとめ

普段の一時帰国は1ヶ月弱にしていましたが、1年半ぶりなので倍の2ヶ月程度の期間にしたく、更に入国~2回目ワクチン接種(+様子見を数日)で約24日間・帰国前数日のPCR検査等準備で数日を除いて2ヶ月程度と考えると、合計3ヶ月程度を想定しておくのがやはり良いのかなと思います。


上記6点を考えていくと、最速だと

8月20日前後に入国
9月10日頃2回目ワクチン接種
9月13日から活動開始
11月18日出国(状況によってマレーシア戻りか第三国へ旅行)

という感じの想定です。


パラリンピックの終了まで見据えると、3週間程予定が後ろ倒しになる感じですね。


色々不確定要素も多く、後々ルールが変更になることも考えれば2ヶ月後の一時帰国だと状況は結構変わっていそうです。


まだ妄想段階にはなりますが、結構具体的な妄想にはなったんじゃないかなと思います。


とりあえずワクチンでの集団免疫の獲得で人類勝利へ、新種にも負けない未来が待っていてほしいです。


世界が平和でありますように。

TOMO@KL

マレーシア首都のクアラルンプール在住。

ポーカーが趣味で1~2ヶ月に1回程度仁川・マニラ・台北・ホーチミン等に海外遠征。
当初はライブトーナメントのみプレイしていたが、現在はキャッシュ・オンライン等形式は問わず幅広くプレイ。

マレーシア在住の方やポーカー好きの方等、積極的にメッセージいただけると嬉しいです。

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