こんにちは。TOMOです。
マレーシアはコロナの感染拡大第三波が起こり、一日の感染者数がついに4桁に到達する日も出てきました。
マレーシアの人口は約3000万人なので、日本の人口比に置き換えると1日あたり4000人程度が感染している計算になります。
そんな状況を挽回しようと、10月14日からCMCOという州移動の制限や娯楽施設(映画館やカラオケ・バー等)の営業停止等比較的緩いロックダウンが再開されました。
とはいえ飲食店は(テーブル単位での人数制限やQRコードによる移動追跡等はあれど)普通に営業しており、日常生活を営む上では支障はありません。
ただ、やはり自宅勤務が増え、できる限り移動を少なくしていることもあり、客足はかなり減っているようで、様々な店でキャンペーンを行っています。
その一つに、【とんかつ食べ放題】なるものがありました。
日本食は基本的にマレーシアで贅沢な部類に入りますが、日本食の一つであるとんかつが、定額で食べられるというものです。
SNSで話題になっていたので存在自体は知っていましたが、
とはいえ高いしなー
と自分からは行くのを躊躇っていたところマレーシア人の知人に誘われたので、良い大義名分だなと行ってきました。
そのお店がこちら。

ブキビッタンのLot10という日本食レストランが多数あるモール内のお店で、店自体も小綺麗な場所です。
僕も2・3ヶ月に1回くらいの頻度で訪れていますが、ローカルの食事が7~10RM(約180~250円)に対して20~40RM(約500~1000円)と値が張るのがお財布には優しくありません。
今回訪れたとんかつ屋さんはそんなLot10の中では中級くらいのお店ですが、今回の食べ放題の仕組みは一つの定食にプラスで10RM(約250円)を足すと食べ放題になるというものでした。
僕は脂身の多いロースが好きなので、ロースカツ定食を頼んで食べ放題を開始。
メニューの左側、お値段27.9RM(約700円。税別)に10RMを足す形です。

そもそもがご飯・キャベツ・豚汁おかわり自由なメニューなので正直それで十分すぎるくらいなのですが、今回の趣旨はとんかつ食べ放題なのでその気持を抑えての注文。
そして出てきたものがこちら。

店内調理での揚げたてとんかつ!
肉もそこそこ分厚く良い感じです。
味も普通に美味しくいただけるレベルの肉質と調理方法だと思います。
やっぱりマレーシアではこのそこそこの値段で普通に美味しい日本食がなかなか無いので、こういったお店は嬉しいです。
関西出身の方が「東京はめっちゃ高くて美味しいか、安くてまずいかの二択(大阪は安くて美味しい店が多い)」と言いますが、クアラルンプールの日本食はそれに近いかもしれません。
この数倍払えば日本と変わらないレベルの日本食が食べれますが、この庶民には丁度よいレベルの美味しいとんかつが、日本の庶民価格で食べられるバランスのお店は少ないのでとても貴重です。
とんかつを食べてはキャベツととんかつをお替りし、とんかつを食べてはキャベツととんかつをお替りし……さすがに合計3枚でお腹いっぱい油いっぱいです。
東南アジアあるあるで、【油が悪い】ということがあるのですが、今回はこれだけの量食べてもお腹を壊すことも無く済みました。
(さすがに怖かったので、一応日本から持ってきた胃薬だけは飲みました)
これだけ食べてもお値段は約44RM(約1100円)。
マレーシアのレストランでの食事は税+サービス料で合計16%日本で言うところの消費税が掛かってしまうので1000円を超えてしまいますが、この質と量で1000円前後はかなりコスパが良かったんじゃないかと思います。
家で自炊する時は生野菜が怖いので毎回火を通しますし、ローカル店で生野菜を食べることもないので、新鮮な生キャベツを味わえるのも久々で嬉しかったです。
豚汁が美味しかったので、10RMプラスしないでキャベツと豚汁をお替りして済ませ、その後タピオカやアイスを食べる……とかでもたまの贅沢としてかなり至福の時間になるかもしれません。
店内は日本人らしき方や中華系マレーシア人メインにボチボチ賑わっていました。
昼時にも関わらず本当に1人もいないお店や、臨時休業しているお店などがある中では、こういった施策をしてなんとか維持しているのかなと予想できます。
ウイルスに人類が対抗するには時間をかけるか諦めるかしかないのは過去の歴史を見ても明らかで、欧州のように諦めない以上は辛抱の時間がまだまだ続きそうです。
僕はマレーシアの経済と健康のバランスを取ったコロナ対応を評価し応援しているので、この状態でなんとか耐えて、打開策を見出す時を待ちたいなと思います。
世界が平和でありますように!